これまでの家電量販店とはまったく別物! 二子玉川に「蔦屋家電」がオープン

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    最新家電を多数紹介したPenの5月1日発売号「未来のカタチ」も大々的に展開。誌面で紹介した芝刈りロボット「オートモア」とともに。

    全国的にはビデオレンタルで知られるTSUTAYAですが、最近では代官山 蔦屋書店、武雄市図書館、湘南T-SITEと、ライフスタイルを発信する新しい施設を展開しています。そしてこの度二子玉川にオープンしたのは、家電と本を同じ空間で陳列する大型店舗。ライフスタイルをつくる上では欠かせない家電製品を、これまでの量販店にはないスタイルで販売する新業態です。

    場所は、東京都世田谷区の二子玉川駅から徒歩4分のところに新しく誕生した二子玉川ライズ・ショッピングセンター。1階が860坪、2階が1312坪という広大な土地を贅沢に使っています。

    話題沸騰のアップルウォッチも販売。

    1階では、いわゆる「黒モノ家電」に類するものを販売。アップルウォッチやMacBookを販売するアップルコーナーに始まり、最新の4Kテレビ、ウェアラブル端末、ドローンなど、ハイエンドでスタイリッシュなガジェット・家電がセレクトされています。あらゆるメーカーを網羅し販売する既存の家電量販店とは、一線を画した品ぞろえです。

    携帯電話のコーナーで扱うのは、なんとiPhoneのみ。キャリアは各社から選べますが、端末を潔くiPhoneのみに絞った戦略も、蔦屋家電ならではです。

    2階にあがると、ソフトバンクのロボット「ペッパー」が出迎えてくれます。ここでは、円形状に本棚が並びその外側に、「食」「美」「健康」といったジャンルにわかれて、家電製品のコーナーが配置されています。

    冷蔵庫や掃除機などの家電製品が、書籍と同じ空間に並べられている。

    食関連の本棚のすぐ脇に冷蔵庫や掃除機が置かれていたり、家電を使って料理のデモンストレーションを披露するスペースがあったりと、これまでとは違った視点で家電に触れられる工夫が、随所になされています。また、代官山 蔦屋書店同様にスターバックスやファミリーマートを併設するほか、ソーセージやクラフトビールが楽しめる人気飲食店「GOOD MEALS SHOP」や玩具店「ボーネルンド」、植物を扱う「SOLSO HOME」も入居。家電や書店の枠を越えて、買い物が楽しめます。

    書籍と家電を同じ空間で扱う試みのみならず、木製の家具を中心としたインテリアで、住居の環境に近い雰囲気で家電を美しく配置するスタイルは、その家電がもつスペック以外の感覚的な魅力を引き立てています。このまったく新しい家電店では、自身のライフスタイルをイメージしながら、最適な商品を楽しく選ぶことができるはずです。(Pen編集部)

    料理本のコーナーの奥には、キッチン家電のデモンストレーションを行うスペースが。

    各社のロボット掃除機もズラリと並ぶ。

    奥のカウンターで各キャリアのiPhoneの契約手続きを行う。手前のテーブルには、スターバックスなどからコーヒーを持ち込むことができる。

    写真すべて:永井泰史

    蔦屋家電

    東京都世田谷区玉川1-14-1
    二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット
    TEL:03-5491-8550
    営業時間:9時〜23時(1階書店は7時〜)