「青色こけし」とは、伝統工芸のこけしに「なぜ青色がないの？」と疑問に思ったビームス「fennica」のロンドン在住ディレクター北村恵子さんとテリー・エリスさんが企画した、藍の染料で塗ったこけしのこと。宮城県仙台市の新しいPRやクリエイティブ商品企画のプロジェクトにビームスが参加したことから生まれたプロダクトです。
これを販売するイベントが東京・渋谷ヒカリエで1月23日（木）17時にスタートしたのですが、待ち望んだこけしファンが押し寄せて、開始40分で即完売！　本来は子どものおもちゃであるこけしは、伝統的に赤い色などが多く、青はほとんど使われなかったそう。さらに藍は退色する特性もあるため、こけし職人さんが嫌がる染料だったらしいのです。そして、誰も見たことのないこけしの販売情報をキャッチしたファンが大勢やってきたというワケ。
今回のイベント『仙台・東北の出張手しごと展』の中でビームスが企画したのは、こけしのほかに手漉き紙のiPadケース、型染めの手ぬぐいの計３品。こけしは藍以外の色もあるのですが、どれも大人気なので早々に売り切れるかも……。2月下旬～3月に追加発注分がfennicaの店頭に並ぶ予定ですから、どうしてもほしい人はお店でゲットしてください。なにはともあれ、会場に置いてあるサンプルをチェックしに行ってはいかがでしょうか。日常使いできる仙台産の工芸品もたくさん並んでいますから、日本の新たな可能性を見つけるきっかけになるかも！（Pen編集部）