ブライトリングの「ジェットマン」が、富士山を背景にアジア初飛行に成功しました!

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    富士山を背景に飛行するイブ・ロッシー。フライトは一回で約10分、計9回行われました。

    小型ジェットエンジンを搭載する「ジェットウイング」を自らの身体に装着した「ジェットマン」が、富士山の世界文化遺産への登録を祝した飛行にチャレンジし、みごと成功したニュースが飛び込んできました!
    この飛行は10月28日~11月3日の間、スイスの時計メーカー「ブライトリング」のサポートのもと、スイス人飛行家イブ・ロッシーによって行われたもので、ロッシーはまずカーボンファイバー製の翼を背負ったまま、ヘリコプターで高度約3,600mまで上昇。その後ジェットウィングとともにヘリコプターから飛び降りて、ジェットエンジンの推進力で1回につき約10分間、計9回の飛行を実現させました。
    最高時速が300㎞に到達する驚異的なフライトを行ったロッシーは、戦闘機パイロットの経験をもち、現在はスイスの航空会社で旅客機機長として空を飛ぶプロの飛行家。これまでにもジェットウイングで英仏海峡横断飛行や、ブライトリング・ジェットチームとの編隊飛行を成功させています。 
    「ジェットウイング」はロッシー自らが考案したもので、カーボンファイバー製の翼に小型ジェットエンジンを4発搭載。翼長は2m、重量55kg。翼に可動部分はなく、人体を動かして制御を行い、6~13分の飛行を可能にしています。「鳥になること」は人類の長年の夢ですが、いまでは生身の人間が翼とジェットエンジンを背負って、自在に飛びまわれるところまで来ているのです!(Pen編集部)

    今回のフライトは、静岡県富士宮市からヘリコプターで上空まで上がってから飛び降りて飛行、地上1500mでパラシュートを開いて着陸しました。

    見事フライトを成功し、着陸したロッシー。今後は崖からの離陸飛行も計画中とのこと。

    ©Tokunaga/Breitling SA