カリスマシェフの貴重なコメントが! ドキュメンタリー『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た』で、日本の味を再発見!

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    「世界ベストレストラン」第1位に4度も輝いているデンマーク、コペンハーゲンのレストラン「ノーマ」。
    15年、東京のマンダリン・オリエンタルで期間限定店をオープンしたプロジェクトを追いかけるドキュメンタリー『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た』の日本公開にあわせて、カリスマシェフ、レネ・ゼネピから貴重なコメントが届きました。東京という場所を選んだ理由について、「これまでに食べた料理のなかで、日本食は最も複雑で奥の深い料理。日本こそ私たちに多くの学びをあたえてくれる場だと確信したんです」。

    レネ一行はオープンを前に数カ月に渡って日本各地を旅し、理想の食材を探し求めました。「日本には海岸線の文化があり、海と山の間に多くの人々が生活を営んでいることを知りました。そこでまず、その間にある平らな土地で育まれた畑を知りたいと思ったのです。それと同時に山も見たいと思いました。そこにどんな食材があるのかを知る必要があったのです」。

    精進料理からラーメンまで揃うバラエティの豊かさや、季節ごとの意味が感じられる食文化に感銘を受け、「菊乃井本店で食べた味噌と柚子のソースがのった豆腐料理は完璧だった」と語るレネ。日本の旅から多くのインスピレーションを得ましたが、とりわけ築地市場での経験はスペシャルなものだったといいます。「築地に行くという行為は、考古学者が事前に考古学を学んでからピラミッドに行くのと同じこと。築地に行くというステップを踏んでから、さらなる発掘作業を開始できるのです。築地市場が持つ豊かな食材や、それらを扱う人々の技術や文化と伝統には開いた口がふさがらないほど驚かされました」。

    そして最後に「北欧の一行があなたの国を頑張って理解しようとしている姿を見て、楽しんでもらえたらと思います。私たちは日本に大いに感動し、インスピレーションを与えられました。本当にありがとう」と日本の観客に言葉を寄せました。

    12月10日より公開中のこの映画、まだ観ていないというあなたはぜひ、海外の目を通して日本の料理を再発見する物語を楽しんでみてはいかがでしょうか?(細谷美香)



    『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た』

    監督/モーリス・デッカーズ 出演/レネ・レゼピほか

    2016年 オランダ映画 1時間32分
    12月10日よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開。
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