写真文化の新たなる発信源、吉祥寺で「トウキョウドキュメンタリーフォト2017」開催!

  • 文:阿部博子

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若手のドキュメンタリー写真家が集結し、自らの発表の場をつくった新しいフォトフェスティバル「トウキョウドキュメンタリーフォト2017」が始動します。2月21日(火)から2月26日(日)までの期間、東京・吉祥寺のキチジョウジギャラリー、gallery re:tail、gallery CLOSETの3会場にて開催されます。

第1回目となる今年は、11名のドキュメンタリー写真家が参加します。フェスティバルを企画した写真家の髙木忠智さん、冨永晋さん、神永悦史さんは、「自分たちが撮影した作品を、様々な人たちに伝えたい、その発表する場を作り上げていきたい。ドキュメンタリー写真家の発表の場が極端に減ってきている現状だからこそ、ドキュメンタリー写真を発表する場を新たにつくることで、社会に新しい視点・風を吹かせる事が出来るのではないか。ドキュメンタリーとは何か? 社会とは何か? それをみんなで考えていける場になれれば良いと思っています」と、キックオフに向けて熱い意気込みを語っています。

会期中の2月25日(土)には、gallery re:tailにおいて写真家の秋山亮二さんをレビュアーに迎えた若手写真家育成のためのポートフォリオレビューも開催。武蔵野市吉祥寺美術館では、ドキュメンタリー写真の雄・森山大道さん、長倉洋海さん、土門拳さんなど、さまざまな写真展が開催されているほか、街中のギャラリーで若手の写真家の展示会が開かれるなど、写真文化の発信スポットになりつつある吉祥寺。この街を舞台にスタートする新しいフォトフェスティバル、要注目です!

『トウキョウドキュメンタリーフォト2017』

開催期間:2月21日(火)~26日(日) 
開催時間:12時~19時
会期中無休・入場無料
開催場所:3会場 キチジョウジギャラリー
東京都三鷹市井の頭3−32−16セブンスターマンション105

展示作家:川畑 嘉文 / 鶴崎 燃 / 丸山 耕 / 森井 勇介
http://kichijojigallery.com