静岡まで行って見てみたい! 民藝を代表する染色家・芹沢銈介の壮大な創作世界「しあわせの色 たのしい模様」。

静岡まで行って見てみたい! 民藝を代表する染色家・芹沢銈介の壮大な創作世界「しあわせの色 たのしい模様」。

《耳付き壺文のれん》 1970年 静岡市立芹沢銈介美術館蔵

色とりどりの風物が楽しいカレンダーや、生活道具がモダンに配された包装紙。きっと誰もが一度は芹沢銈介のデザインを目にしたことがあるでしょう。民藝を代表する染織家・芹沢銈介は着物や屏風などの染色作品を生み出す一方、のれんやふきん、ブックデザイン、カレンダー、うちわ、パッケージなど、数々の日用品をデザインしました。生誕120周年となる2015年、その優れたデザイナーとしての仕事にスポットをあてた展示が静岡市美術館で開催されています。

型染めの技法を使って、文字、動植物、人、風景などあらゆるものを模様に置き換え、さまざまに展開していた芹沢銈介。幅広く、豊かな仕事をデザインの視点でとらえ直すと、身近なモチーフが実にモダンで新鮮に映ります。それは、世界各地の民芸品、工芸品を蒐集した芹沢の鋭い眼と突き抜けた美意識、膨大な数の作品を制作した卓越した技に培われたものなのでしょう。日用品に脚光が集まるいまこそ、身近なものに単純で力強い美を発見し、表現した芹沢作品が魅力的に思えるのかもしれません。

同時開催中の静岡市立芹沢銈介美術館では、着物や間仕切など、染色作品の代表作100点を紹介しています。建築家・白井晟一設計の美術館建築や隣接する「芹沢銈介の家」など、見どころも満載。冬の週末は静岡への小旅行を企画してみませんか。(佐藤千紗)

静岡まで行って見てみたい! 民藝を代表する染色家・芹沢銈介の壮大な創作世界「しあわせの色 たのしい模様」。

《摺りぼかしカーテン地》 1962年 静岡市立芹沢銈介美術館蔵

静岡まで行って見てみたい! 民藝を代表する染色家・芹沢銈介の壮大な創作世界「しあわせの色 たのしい模様」。

飾り扇子 静岡市立芹沢銈介美術館蔵

芹沢銈介生誕120年記念展 『しあわせの色たのしい模様』
静岡市美術館

開催期間:~1月11日(月・祝)
開催時間:10時~19時
開催場所:静岡市美術館
静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F
TEL:054-273-1515
入場料:¥700
休:月、12月28日(月)~1月4日(月)
www.shizubi.jp

静岡市立芹沢銈介美術館
開催期間:~3月31日(日)
開催場所:静岡市立芹沢銈介美術館
静岡市駿河区登呂5-10-5
TEL:054-282-5522
入場料:¥420
休:12月24日、26日~1月4日、1月12日、2月22日
www.seribi.jp