発祥400年記念!「琳派名品展」を、日本橋三越本店に見に行こう。

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    尾形光琳『雪松群禽図屏風』

    2015年が「琳派」発祥から400年の記念の年にあたるというのは、Pen/ Pen Onlineの読者であれば、もうご存じのことかもしれません。大きな展覧会や記念行事がいくつも予定されており、あるいはすでに進行中のものもあります。そんななか、会期は2週間弱と短いものの、東京・日本橋三越本店で注目すべき展覧会が開催中です。

    『琳派400年記念 岡田美術館所蔵琳派名品展 ~知られざる名作初公開~』は、2013年に箱根に開館した東洋・日本美術の大型美術館・岡田美術館所蔵の琳派の名品を集めた展覧会。今回公開される、尾形光琳の『雪松群禽図屏風』(2曲1隻)をはじめとする巻子・屏風・掛軸・陶磁器・漆器などの43作品は、同館以外でまとまった形で紹介されるのは初めてです。

    また、琳派と三越の関係でいえば、三越が明治37(1904)年におこなった『光琳遺品展覧会』は三越の最初の文化催事で、かつ、百貨店史上初の展覧会だったといいます。琳派発祥400年の幕開けを飾るこの展覧会を、お見逃しなく。(Pen編集部)

    光琳蒔絵『蜻蛉蒔絵螺鈿合子』 江戸時代

    俵屋宗達(下絵)・本阿弥光悦(書)柳に波下絵和歌色紙『ほととぎす』 江戸時代初期

    酒井抱一 『月に秋草図屏風』 江戸時代後期

    琳派400年記念 岡田美術館所蔵琳派名品展 ~知られざる名作初公開~
    ~2月2日(月)

    日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
    東京都中央区日本橋室町1-4-1 

    TEL:03-3241-3311(大代表)
    開場時間:10時~19時※最終日は17時30分閉場 (入場は閉場の30分前まで)
    料金:一般・大学生¥800 高校・中学生¥600 小学生以下無料