“トーベ・ヤンソンが夏を過ごした小屋”へ、心地いい旅に出かけてみませんか?

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    本誌のスヌーピー大特集でも執筆を手がけた、編集者でイラストレーターの新谷麻佐子さん。ロンドンに長期滞在したり、フィンランドや台湾を旅したり、そうした中で出合った心惹かれるものを絵にしています。その新谷さんがこのたび友人のライター内山さつきさんと東京・神楽坂にある「ondo kagurazaka」で展覧会を開催します。

    気になるテーマは、ムーミンの産みの親、トーベ・ヤンソン。新谷さんたちは2014年と15年の夏に、フィンランドで彼女が夏を過ごした島の小屋を訪ねました。その小屋は、トーベが夏の間だけすごしたという場所。現在も村の人々によって大切に残されています。本展の作品では、彼女の思い出を守り続ける愛らしき村の人々との出合いを通じて、心震える想いを写真とイラストで表現しています。島を訪れて撮影した写真や、イラスト、そして言葉。実際にその場に訪れたからこそわかる大切なものを伝えてくれます。

    「いつしかこの場所が自分たちの“ホーム”になっていた」と新谷さん。トーべにとって心のふるさとだった島と村への旅。その記録に2人の想いをのせて――。すてきな旅を展覧会でともに体験してみてはいかがでしょうか。(Pen編集部)

    トーベ・ヤンソンの小屋。photographs by Satsuki Uchiyama

    夏を過ごした小屋はいまのそのまま。photographs by Satsuki Uchiyama

    トーベ・ヤンソンの愛用品たち。illustration by Asako Aratani

    新谷麻佐子×内山さつきの2人展
    Vägen hemトーベ・ヤンソンの夏の記憶を追いかけて

    開催期間:5月17日(火)~5月29日(日)
    開催時間:10時~22時 ※最終日は18時まで
    http://kamomebooks.jp/gallery/1190.html