日本の文化発展に貢献、日産が開催する現代美術のアワード「日産アートアワード」が始まります。

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    日本人アーティストの活動を国内外問わずサポートし、次世代への日本文化発展に貢献するべくスタートした日産アートアワード。今年で2回目を迎え、ますます注目度を高めています。

    このアワードは”日本人で”“年齢を問わず” “現代社会をみずみずしい感性で鋭く見抜き” “特に過去2年間の活躍が目ざましかった”アーティストに贈られます。今回、33名のノミネートアーティストから第一次選考で7名がファイナリストとして選ばれ新作を制作、BankART Studio NYKでの展示が11月14日からスタートします。その7名とは、秋山さやか、久門剛史、石田尚志、岩崎貴宏、ミヤギフトシ、毛利悠子、米田知子という顔ぶれです。会期中に最終審査が行われグランプリが決定しますが、賞金に加えてロンドンのカムデン・アーツ・センターのサポートのもと2カ月間のロンドン滞在機会が与えられるという、さらなる飛躍へとつながる試みです。

    新作は、インスタレーション、彫刻、映像、写真など表現形式はさまざま。注目をあつめる作家たちの”いま”を目の当たりにできるチャンスです。そうそうたる7名の新作が見られるというのも贅沢な内容ですが、会期中にはアーティスト・トークやグランプリ・アーティストによるトーク、ギャラリーツアーも開催。また、来場者の投票によるオーディエンス賞もあります。注目の作家たちの新作と生の声をこの機会に感じつつ一票を投じることで、アートの未来へあなたの希望を託してみてください。(Pen編集部)

    石田尚志《REFLECTION》2009年 HD ビデオ(サウンド)
    © 2009 Takashi Ishida

    米田知子《菊》(「積雲」シリーズより)2011年 発色現像方式印画 
    65 x 83 cm
    © Tomoko Yoneda, Courtesy of ShugoArts

    毛利悠子《アーバン・マイニング──『春の祭典』のための》2014年 街路灯、空き缶、模型、圧縮した空き缶、ケーブル、送風機 700 x 800 x 700 cm(サイズ可変)
    展示風景:東京芸術劇場ホワイエ
    撮影:片岡陽太

    久門剛史《らせんの練習》2013年 ノート、時計、木材、シャーペンの芯、他 
    250 x 50 x 300 mm
    courtesy of Ota Fine Arts

    日産アートアワード2015
    ファイナリスト7名による新作展

    開催期間:11月14日~12月27日(日)
    会場:BankART Studio NYK 2F
    神奈川県横浜市中区海岸通3-9
    開館時間:11時~19時 
    無休 (11月24日はイベント開催のため一般入場不可)
    TEL:045-663-2812

    アーティスト・トーク(要予約。申込方法は公式HPを参照)
    11月14日(土)15時~16時30分:岩崎貴宏/久門剛史/毛利悠子
    11月21日(土)15時~16時:秋山さやか/石田尚志
    11月22日(日)15時~16時:米田知子/ミヤギフトシ

    www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA
    www.bankart1929.com