境界を超えるアートユニット“ネルホル”の個展、原宿のバカントで開催しています。

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    『Scene to know』 (2013) 420×297×30mm  ©Nerhol

    気鋭のアートユニット「Nerhol(ネルホル)」の個展『Scene to know(シーン トゥ ノウ)』が、12月6日まで原宿のVACANT(バカント)で開かれています。今回展示される作品は、過去1年間にバカントに足を運んだ人のポートレートを連続写真で約3分間撮り、その写真を切って張り合わせた立体的なもの。人は3分の間静止していることはできないので、揺れ動く人を連続写真で写したこの作品は、人と時間/空間の交わりをとらえた、印象的な彫刻となるのです。
    大きなものでは厚さ6cmにもなるオリジナル作品が、約40点展示されます。アートディレクターとしてアイデアを「練る」田中義久と彫刻家として「彫る」飯田竜太のユニットの、2人の思考をひとつの作品に着地させる試みは、デザインとアートの枠を超え、さまざまな境界を超えるポテンシャルの高さで評価されています。最新作を見に、ぜひ足を運んでみてください。(Pen編集部)

    『Scene to know / Daily』(2013)  420×297×30mm 5/8 Parts  ©Nerhol

    Nerhol 『Scene to know』

    11月22日(金)~12月6日(金)
    東京都渋谷区神宮前3-20-13 VACANT 2F
    TEL:03-6459-2962
    開館時間:12時~20時(最終日は18時まで)
    休館日:月
    無料
    www.n0idea.com

    トークショー:
    12月5日(木) 19時30分~21時
    出演 / Nerhol、 保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員) 、石田尚志(画家/映像作家。多摩美術大学准教授) 、 菊竹 寛(タカ・イシイギャラリー)

    http://www.nerhol.com/