魂も、祈りも、神も、 実体のない何かに感じる美とは? 写真家・角田みどりの個展が開催中。

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    「魂とはなにか? 祈りとはなにか? 神とはなにか? 私はずっと実体のないものに強く美を感じている」。そう語るのは弊誌のファッションページでもお馴染の写真家、角田みどり。彼女の写真展がキヤノンギャラリー S(東京・品川)で開催されています。

    今回はNamiko Kitaura、角田みどり、森本美絵の3人の女性写真家のリレー形式で行われる「キヤノンギャラリー S 2015 特別展 “She's” ~3 人の写真家。彼女たちの写真展~」の一環としての開催。角田のテーマは「Messages. I」。日々地球から送られてくるさまざまなメッセージを受け取り、ありのままの自然や日常の瞬間を撮るのが彼女の創作活動の源。撮り続けることで、地球にその賛美が伝わればと願いつつ、自分の作品に対して、見てくれる人がそれぞれの物語を重ね、心の糧にしてくれればと祈りを込めて作品を創っているのだそう。今回の展示では、彼女がライフワークとして約10年にわたり撮りためた作品の中から、特に荘厳な大自然の作品を16点をセレクトし展示し。キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」で出力された、6点ほどの展示作品は、縦3×横4mと巨大で圧倒的な迫力です。

    展示空間は暗闇を思わせる演出。真っ暗な静寂の中に、スポットライトで照らされた作品だけが浮かび上がる様子は荘厳そのもの。日々、彼女がファインダー越しに見ている、神秘的で吸い込まれるような大自然のパワーを感じてください。(Pen編集部)

    「キヤノンギャラリー S 2015 特別展“She's”~3 人の写真家。彼女たちの写真展~」
    角田みどり 「Messages.I」

    2015 年8月6日(木)~9月19日(土)

    会場:キヤノンギャラリー S
    住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1階
    開館時間:10 時~17 時30 分
    休館日:日曜日・祝日
    入場料:無料