不思議な世界を表す日本人アーティスト、加藤泉の個展がNYで始まりました。

不思議な世界を表す日本人アーティスト、加藤泉の個展がNYで始まりました。

Untitled, 2015. Oil on canvas 194 x 130.3 cm Photo: Ikuhiro Watanabe

新春早々、注目すべき日本のアーティストの個展がニューヨークで始まります。そのアーティストとは、不思議な存在感を漂わす「生きもの」のイメージを大胆に描き出す画家で彫刻家の加藤泉です。彼の個展が1月7日から2月27日まで、ニューヨークのアッパー・イーストサイドにあるギャラリー・ぺロタンで開催されます。作家からの情報によれば、大作を含めた絵画、木彫作品、ソフトビニールの彫刻、ドローイングなど約20点が展示されるとのこと。これまでの彼の個展と同様に、加藤がつくりだす不思議な「生きもの」たちの息吹が横溢する展覧会となるでしょう。

加藤泉は1969年島根県生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業。独特の絵画を制作していた彼は、2007年第52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際企画展に参加して、一気に世界のアートシーンのなかで注目を集める存在となりました。

彼が絵画や木彫で表現するのは、あるときは胎児のようで、またあるときはミュータント、またあるときは人間の内側の変貌する姿のようです。それは捉えがたい存在でありながら見る者を強烈に惹きつける不思議なイメージの連鎖なのです。近年は、ソフトビニールでできた彫刻も制作し、ますます作品の多様性を増しています。

不思議な世界を表す日本人アーティスト、加藤泉の個展がNYで始まりました。

Untitled, 2015. Soft vinyl, wood, acrylic 50 x 130 x 90 cm Photo: Ikuhiro Watanabe