200余点を集めた、写真家・土門拳の「昭和のこどもたち」展を見る。

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    『江東のこども 近藤勇と鞍馬天狗』、昭和30年 ©ken domon

    昭和の時代の証言者ともいえる、日本を代表する写真家・土門拳。

    報道写真家として名をはせ、ライフワークとして仏像や寺院といった日本の伝統文化を写しましたが、特徴的なテーマとして子どもたちの写真があります。

    その子どもたちの作品約200余点を展示する『土門拳「昭和のこどもたち」展』が、東京・日本橋高島屋で9月11日から開かれます。

    この展覧会は、土門の故郷山形県酒田市にある「土門拳記念館」の開館30周年を記念したもの。子ども好きだったといわれる土門は、とくに第二次世界大戦直後から1950年代までの激動期、時代に翻弄されながらも笑顔で力強く生きる子どもたちの姿を、多く撮影しています。昭和の巨匠の貴重な作品を見に、ぜひ日本橋高島屋へ。(Pen編集部)

    『傘を回すこども 東京・小河内村』、昭和10年頃 ©ken domon

    『筑豊のこどもたち るみえちゃん』、昭和34年 ©ken domon

    『土門拳記念館開館30周年記念 土門拳「昭和のこどもたち」展』

    日本橋高島屋8Fホール
    住所:東京都中央区日本橋2-4-1
    会期:9月11日~9月22日
    開場時間:10時~20時(入場は閉場の30分前まで、最終日は18:00まで)
    料金:一般¥800