4月25日（土）から、東京・虎ノ門のギャラリーCURATOR’S CUBEで、アメリカ人陶芸家のアダム・シルヴァーマンによる作品展が開催されます。展覧会名の「GLENDALE WORK」は、アダム・シルヴァーマンが2015年に新しくスタジオを構えた街、GLENDALE（グレンデール）が由来です。

アダム・シルヴァーマンは、ニューヨーク生まれの陶芸家。ロードアイランド造形大学で建築とアートとデザインを学んだ後、建築家としてロサンゼルスに移住し、1991年にはファッションブランドX-LARGEを共同設立。2003年にそれまでの25年の人生で、友人や家族のためだけに行ってきた作陶の道に専念することを決意し、自身のスタジオAtwater Pottery Studioをオープンします。2008年には、理念を分かち合う陶芸の工房Heath Ceramicsがロサンゼルスに店舗をオープンするタイミングに合わせ、スタジオディレクターに就任していました。

今回展示されるのは、アートピースの21点。初めての個展から10年が経ち、さらに進化する彼の作品は、素材となる土や釉薬の質感を活かした、実験的な表現が特徴的。先鋭的でありながらも、どこか親しみやすさや温かみを感じる独特の陶器の数々を、ぜひ間近で感じてみてはいかがでしょうか。（高柳 圭）