話題のアーティスト、スプツニ子!が「グッチ新宿」を未来の花々で彩ります。

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    会場に展示される作品「光る繭」 ART DIRECTOR: KAZUNORI IZUMIYA (SIGNO)

    スプツニ子! そのユニークな名を目にすることが増えていませんか?

    現代美術家でありマサチューセッツ工科大学メディアラボ助教である彼女になによりも驚かされるのは、その名前でも肩書きでもなく、作品そのもの。テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させ、映像、音楽、写真、パフォーマンス作品へと昇華させていき、いつもそこには未来への強いメッセージがあります。そんな彼女の最新作の展覧会が、グッチ ジャパンによって開催されます。


    今作でスプツニ子!さんは、農業生物資源研究所(生物研)とコラボレーション。バイオテクノロジーによって変容していく花々やファッションをテーマにインスタレーションを制作するといいます。そう、今回彼女が注目したのは、1966年に誕生して以来グッチを代表する美しい花々のモチーフ「フローラ」。古来、日本では自然の美を衣服に描いてきました。また、その歩みは異国から伝来した文化とともに巧みな変容を続けてきたものです。先述の生物研は、2008年にクラゲやサンゴの遺伝子を使用した「光るシルク」を開発し、世界を驚かせたという経歴をもちます。スプツニ子!さんは今回の展示にあたり、『Tranceflora(トランスフローラ)』プロジェクトを立ち上げ、生物研と共同開発構想中の「バラの香りのするシルク」と「恋に落ちる(かもしれない)シルク」や「光るシルク」を扱ったファッション、ショートフィルム、写真のインスタレーションを展示します。


    本気の恋をする女の子エイミーが、愛する彼の心の奥までコントロールして、彼が私だけの虜になる「Perfect Love Dress」が欲しいと願う。無数の蚕を部屋に飼い、彼を手に入れるための「光る恋のシルク」を創り始める……という物語から紡がれる展示の数々。「変容していく自然やその新しい美しさを私たちはどう受け止めていくのか?」「その変化は私たちの感性やファッション、芸術や文化をどう変えていくのか?」と問いかける展示を、ぜひグッチ新宿で体感してください。(Pen編集部)

    同じく会場に展示される作品「光るドレス」Photo by Takashi Kamei(w)

    会場全体をブラックライトで演出し、視覚、聴覚、嗅覚を通じて、未来の“フローラ”の可能性を描き出す。(C)VELVETA DESIGN

    「Tranceflora - エイミの光るシルク」展
    4月23日(木)~5月17日(日)

    グッチ新宿 3 階イベントスペース
    住所:東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル
    TEL:03-5469-6611(グッチ ジャパン カスタマーサービス)
    開場時間:11時~20時 入場無料