日本やアメリカのアニメから影響をうけ、親しみやすい独自の世界観の作品を生みだす現代美術作家のニコラ・ビュフさん。本誌9月15日発売号の『カワイイJAPAN』特集でも紹介しましたが、今年は原美術館（品川）での大規模な個展、エルメスやコム デ ギャルソンといったブランドとのコラボレーション、舞台の空間演出など幅広い活躍を見せています。その次なる展開は、まさかのパレード。彼のビジュアル・ディレクションによる『アメ横夜のポップパレード』がアメ横（上野アメヤ横丁）にやってきます。歳末には大勢の買い物客でにぎわうことで知られるアメ横ですが、パレードはそれに先駆け商店街を盛り上げようというもの。2日間にわたって行われ、ビュフさんがデザインした山車を率いたオリジナルの衣装をまとった音楽隊が商店街を賑やかに練り歩きます。開催にさきがけ、アメ横の玄関である商店街中央のゲートには期間限定の装飾もほどこされます。美術館や博物館を巡りつつ、秋の夜長にパレードや買い物を楽しむのはどうでしょう？（Pen編集部）