若手写真家を発掘する公募展『1_WALL』、今回はどんな作品が?

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    錦有人「波欠け」

    1992年にはじまった『ひとつぼ展』が、2009年に名称を変えて新たにスタートした『1_WALL』展。本展は、写真部門とグラフィック部門に分かれ、それぞれ年2回ずつ開催されています。

    今月11日、第12回目となる写真『1_WALL』展がスタートしました。

    日本海沿いの浸食が続く海を冬の夜に撮影したもの、過去の個人の記憶に起点を置いて日常のシーンを映し出したもの、ある女性を3年間にわたり1年に1度撮影をしたもの、恥ずかしがる人物を撮ろうとするたびブレてしまった様子を楽しめる写真など、あらゆる表現が集まりました。

    13日の公開最終審査を経て、いよいよグランプリが決定となります。グランプリ受賞者は、1年後に個展開催、パンフレット制作の権利を得ます。

    「日常や身の回りに存在する人物、環境を対象にしながらも概念的な作品が多く選出された」という今回の『1_WALL』展。身近にあるものをじっくり見つめることから自己を探求していくことについて、考えさせられます。(Pen編集部)

    青木陽「反転スペクトル、サークル」

    土志田みかる「2012-2015」

    第12回写真『1_WALL』展
    ~6月4日(木)

    ガーディアン・ガーデン
    東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F
    TEL:03-5568-8818
    開館時間:11時~19時
    休館日:日曜
    入場無料
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