No.407

アートの教科書。

ポンピドゥー・センターと作った、
アートの教科書。

2016年 06月15日号 No.407 ¥648(税抜)

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デジタル版

アートって面白いんだけど、よくわからない……。
そう思っている人は少なくないはずだ。
特に20 世紀に入ってからの欧米のアートは、実に多様化していて、私たちを驚かせる。
図形みたいな絵が描かれたり、トイレが作品になったり。
なぜ、アートなんだろう。高く評価されているのは、なぜだろう。
そこで、Penは、近現代アートの素晴らしいコレクションを誇る、
パリのミュージアム「ポンピドゥー・センター」に相談をもちかけた。
「一緒にアートの教科書を作りませんか?」
モダンアートとは? から始まり、アートの未来まで、
10 の質問にポンピドゥーのディレクターや学芸員が回答。
さらに、アンリ・マティスからデミアン・ハーストまで、
重要アーティスト40人を紹介する。
みんなの「?」に向き合った、「アートの教科書」の完成です。

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  • 美術館やアートイベントに行って、「面白い!」と惹きつけられながらも「どんな意味があるんだろう、アートってなんだろう?」そんな疑問をもったことはありませんか? そこで、ピカソやマティスといった近代の巨匠から現代のアーティストまで、充実したコレクションを誇る、パリのポンピドゥー・センターとコラボレーションし、近現代のアートにフォーカスした教科書のような特集を作りました。読んで、そうだったのか!と思っていただけたら、アートが好きになっていただけたら嬉しいです。
  • 特集は、近現代アートにまつわる素朴な10のクエスチョンに、ポンピドゥーのディレクターや学芸員が答えるスタイルで始まります。1番目のクエスチョンは、「モダンアートって、なんですか?」 確かに、モダンという言葉は現代とも近代とも訳されています。モダンアートの始まりはいつ、どの作品からなのでしょうか? そのほか「ピカソはすごいのですか?」「デュシャンのトイレ、どこがアート?」「写真はいつ、アートになりましたか?」……、気になる質問が続きます。
  • 特集チーム内でも、わかりにくいなあと話題に上った「立体作品」。石や木を削ったり、粘土でかたちづくったり、昔ながらの彫刻のスタイルは、いつ、どんなふうに変わったのでしょうか? パリのポンピドゥー・センター敷地に美しいアトリエが再現されているコンスタンティン・ブランクーシから、大学の階段に「足元に注意」のプレートを付けたシール・フロイヤーの作品まで、実に多様な立体作品の見方を解説してもらいました。
  • 今回の大特集の目玉企画のひとつが18ページで構成する、「近現代美術史で知っておくべき40人」です。近代から現代の美術史をより理解するために、ぜひ知っておきたい40のアーティストたちのポリシーや作風、そして代表作品を紹介しています。さらにアーティストが影響を受けた運動や動向を「キーワード」としてピックアップし、コンパクトに解説。美しいビジュアルを駆使し、近・現代美術のことを誰もがわかりやすいように懇切丁寧に解説した、とても便利なミニ教科書です。
  • パリ市内に前衛的で巨大な総合アートスペース、「ポンピドゥー・センター」が登場したのは1977年のことでした。69年に当時のジョルジュ・ポンピドゥー大統領が、パリを芸術の都に戻すべく、壮大なプロジェクトを立ち上げたのが始まりでした。建築コンペの審議の模様や建設中の様子をとらえた貴重な写真、そして大成功を収めた展覧会。完成当時は賛否両論を巻き起こした、このユニークな建物も来年40周年を迎えます。いまや世界中の人々が訪れる、ポンピドゥー・センターの足跡をだどります。
  • 「もうひとつのポンピドゥー」とも呼ばれている、「ポンピドゥー・センター・メッス」ってご存知でしょうか? パリからTGVで約1時間半。メッス・ヴィル駅に隣接する、ローマ時代の円形闘技場跡地にメッスが誕生したのは2010年のことでした。11万点にもおよぶ本館コレクションを、より広くフランス内外に紹介することを目的として幕を開けたのがこの姉妹館です。日本が世界に誇る建築家、坂茂さんが手がけた雄大な建物の外観、そして木製の大胆な内部構造も注目です。

目次

ポンピドゥー・センターと作った、
アートの教科書。


近現代アート 10の質問に回答します。
QUESTION 01│モダンアートって、なんですか?
QUESTION 02│ピカソはすごいのですか? 天才ですか?
QUESTION 03│デュシャンのトイレ、どこがアート?
QUESTION 04│立体作品は、どう見たらいいのですか?
QUESTION 05│第二次世界大戦で、アートは変わった?
QUESTION 06│なぜウォーホルのスープ缶は、名作なの?
QUESTION 07│写真はいつ、アートになりましたか?
QUESTION 08│デザインとアートは、どう違うのですか?
QUESTION 09│現代アートを美術館はどう選びますか?
QUESTION 10│アートの未来は、どうなりますか?

20世紀アートの動向を、年表でたどろう。

近現代美術史で知っておくべき 40人。 
01アンリ・マティス 02ワシリー・カンディンスキー 03ピエト・モンドリアン 04コンスタンティン・ブランクーシ 05カジミール・マレーヴィチ 06パウル・クレー 07パブロ・ピカソ 08ジョルジュ・ブラック 09マルク・シャガール 10ル・コルビュジエ 11マルセル・デュシャン 12マン・レイ 13ルネ・マグリット 14ジャン・デュビュッフェ 15アルベルト・ジャコメッティ 16サルバドール・ダリ 17ルイーズ・ブルジョワ 18ジャクソン・ポロック 19ヨーゼフ・ボイス 20ドナルド・ジャッド 21アンディ・ウォーホル 22草間彌生 23ニキ・ド・サンファル 24河原 温 25ナム・ジュン・パイク 26ゲルハルト・リヒター 27クリスト  28クリスチャン・ボルタンスキー 29アンゼルム・キーファー 30ロバート・メイプルソープ 31杉本博司 32ソフィ・カル 33ジェフ・クーンズ 34フェリックス・ゴンザレス=トレス 35蔡國強 36アイ・ウェイウェイ 37ス・ドホ 38ピピロッティ・リスト 39オラファー・エリアソン 40デミアン・ハースト

来年創設 40年を迎える、ポンピドゥーの足跡。
世界の人々を惹きつける、ポンピドゥーの姉妹館「メッス」へ!
収蔵品から厳選、「傑作展」が日本にやってくる。



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