No.405

いとしの歌謡曲。

完全保存版
いとしの歌謡曲。

2016年 05月15日号 No.405 ¥602(税抜)

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デジタル版

そのメロディを耳にした瞬間、脳裏に蘇る懐かしい景色がある。
音符にのった言葉の断片に、想像力は果てしなく広がってゆく―― 。
かつて我々を熱狂させた歌謡曲が、郷愁とともに新たな感覚を呼び起こすのは、
その歌詞とメロディが、絶対的な普遍性を宿しているからだ。
70年代初頭、「はっぴいえんど」という存在が、歌謡曲の礎を築いた。
80年代に入ると松田聖子を筆頭に、アイドル歌謡百花繚乱の時代へと突入する。
現在過去未来、日本の音楽の中心であろう歌謡曲について考えてみたい。

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  • 「歌謡曲」と聞いて、あなたはどんな曲を思いますか? その曲は、あなたにどんな情景を想起させますか? 子どもの頃に友達と過ごしたある一日、家族の団欒、恋人と過ごした日々……歌謡曲は時代を超え、誰しもの心にかけがえのない記憶を焼きつけてくれる存在です。今回のPenでは、歌謡界に多大な影響を与えた「はっぴいえんど」から、そして松本隆さんのインタビューなど、人々の心に宿る歌謡曲について振り返り、改めてその魅力について考えてみたいと思います。
  • 「はっぴいえんど」解散後、作詞家へと転向した松本隆さん。彼が歌謡界を変えたと言っても過言ではなく、彼の綴る歌詞に多くの人が共感し、自身の思いを重ねてきました。「作詞家として、普遍的なラブソングを書きたかった」という松本さん。はっぴいえんどではラブソングはほとんどなく、歌謡曲でそれを実現。また、歌謡曲では比喩を使わずに人を感動させたいという思いもあったそう。そんな松本さんの過去、そしてこれからについて、じっくりお話を伺いました。
  • 一人ひとりにとっての、心に刻まれている歌謡曲ベストテン。ここでは、文化人、著名人の6名の方の思い入れのある歌謡曲を10曲ずつ紹介します。松任谷正隆さん、小山薫堂さんをはじめ、歌謡曲にどっぷり浸ったあの頃を回想していただきながら、その魅力に迫ります。「私が思う歌謡曲」リストを通して、それぞれの歌謡曲との向き合い方、また生き方までもが垣間見れる内容に。ぜひ、ランキングを参考にしていただき、あなたの歌謡曲ベストテンと読み比べると、新しい発見があるかもしれません。
  • キャンディーズ、ピンクレディーらに続き、80年代アイドル全盛時代の幕開けは、松田聖子だった――鮮烈なデビュー以降その活躍は、作詞家・松本隆が綴る歌詞とともにあったと言ってもいいでしょう。松本さん本人が、「自分の理想を具現化してくれたすごいアーティスト」というほどの存在です。いまでも語り継がれる彼女の伝説は、オリコン週間シングルチャート連続24曲1位という偉業! 「風は秋色」にはじまる24曲の解説とともに、その華麗なる軌跡を振り返ります。
  • 歌謡曲といってもその種類は多種多様です。そこで、音楽評論家、音楽ジャーナリストとしてご活躍されている牧村憲一さん、富澤一誠さん、宇野維正さんのお三方にナビゲートいただき、60年代から現在に至る歌謡曲史を紹介。その時代を飾った名盤を通して、歌謡曲の移り変わりとその多様性をひも解きます。誰もが一度は耳にしたことがあるであろう名作の数々から、歌謡曲の全貌が見える内容となっています。それぞれの時代背景や年表と比較しながら読み進めていただくのをお薦めします。
  • 現在、J-ポップの世界で活躍されているミュージシャンの方々に、ずばり「私にとっての歌謡曲とは?」というテーマでお話を伺いました。今年デビュー10周年を迎えた、いきものがかりのリーダー、水野良樹さんをはじめエゴラッピンの中納良恵さん、そして曽我部恵一さんなど、歌謡曲のDNAを現代に受け継がれている音楽家の登場です。歌謡曲の記憶を通して、彼らがどのようにその遺産を未来に紡ぐのか? 「マイ・フェイバリット歌謡曲」のレビューと合わせて、ぜひご一読を!

目次

いとしの歌謡曲。



「はっぴいえんど」が、歌謡曲を変えた。

松本隆インタビュー
作詞家として、普遍的なラブソングを書きたかった。

大滝詠一の作品と歌声は、永久に不滅です。

発表します! 僕の私のマイ・ベストテン
松任谷正隆  音楽プロデューサー 小山薫堂  放送作家/脚本家 友近  お笑いタレント
大根仁  映画監督 雲田はるこ  漫画家 ビビる大木  お笑い芸人

松田聖子という存在を、カタチづくるもの。

拝啓 松田聖子さま、思いの丈を綴ります。

聖子の快挙、華麗なるシングル連続 1位の軌跡。

「なんてったってアイドル」小泉今日子の魅力。 

交差する光と影、時代を歌い抜けた中森明菜。 

キャッチフレーズで振り返る、栄光の 80年代アイドル史。

ニッポンの歌謡史を彩ってきた、不朽の名盤。

一世を風靡、「ザ・ベストテン」と「ザ・トップテン」

いま歌う者として、それぞれの歌謡曲論。
|FILE 01| 水野良樹  いきものがかり
|FILE 02| 大橋卓弥/常田真太郎  スキマスイッチ 
|FILE 03| 曽我部恵一  サニーデイ・サービス |FILE 04| 中納良恵  エゴラッピン 
|FILE 05| 浜野謙太  在日ファンク

記憶の扉を開ける、偉大なる作詞家。

少女の世界を押し広げた、文学のごとき詞。

歴史を塗り替えた、不世出のシンガーたち。

なぜいま“カバー”が愛されるのか?
原田知世女優/歌手 安藤裕子シンガーソングライター

私たちのDNAに流れる、懐かしの詞と旋律(メロディ) 。

世代を超えて楽しめます、歌謡曲一色の店。


腕時計のポートレイト #124 ――並木浩一
HARRY WINSTON  ハリー・ウィンストン
文字盤に描くのは、華麗なるNY店の佇まい。

黒モノ家電コンシェルジュ――麻倉怜士
ソニー  グラスサウンドスピーカー
美しいガラスが空間を一変させる、音と光の魔法。

Memory of BLUE JEANS
よみがえる、ブルージーンズメモリー

小山薫堂の新四輪書  ただいま、商談中
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スバルの売れる理由が、わかりました。

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