No.402

移住しよう。

理想の暮らしを手に入れた人々の実例集。
移住しよう。

2016年 04月01日号 No.402 ¥602(税抜)

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デジタル版

住み慣れた場所を離れて、新たな地へ移り住む人々がいる。
故郷へのUターンや、休日を過ごすセカンドハウスではない。
彼らは「自分らしい生き方」を見つめて、新天地に居を構えた。
見知らぬ地で不安もあっただろう、どんな日々を送っているのだろうか。
移住を成功させた家族の暮らしと仕事を、日本各地で取材したら、
「この土地に来てよかった、前の暮らしには戻れないですね」
そんな言葉があちこちで返ってきた。そして晴れやかな笑顔……。
人々を包み込む地方の豊かさや優しさは、きっととても深いのだ。
理想の暮らしを実現させた彼らの姿には人生のヒントが詰まっている。

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  • 3月15日発売の最新号は、「移住」をテーマとした特集です。住み慣れた地を離れて、自分たちで暮らす場所を考え、探し、移り住む人々がいます。故郷へのUターンではなく、やりたい仕事や理想の暮らしを実現するための、積極的な生き方です。移住してどんな生活をしているのか、北海道から沖縄まで、14の家族を取材しました。また、移住先として注目を集める、4つの地域をフォーカス。人気の理由や、移住者の声、受け入れる側の地元の人々の声を紹介します。
  • 移住の実例、トップバッターは広島から沖縄に移住した畠山武史さんです。大手ハウスメーカーに勤務していた畠山さんは、趣味のダイビングで訪れた沖縄の住宅に興味をもちました。台風が多く、海に囲まれた沖縄は本州と違って、木造の住宅は少なく、現在ではコンクリートの住宅が主流になりつつあります。何度か沖縄を訪れるうちに出合った運命の建築によって沖縄へ移住。現地の設計事務所に勤めることになりました。今回紹介する畠山さんの自邸は独立してつくった自邸兼ショールーム。晴れた日には沖縄の海を見渡せるのびやかな空間をご覧ください。
  • 移住というと自然豊かなところでの田舎暮らしを想像しがちですが、星山さんの場合は違いました。星山さんは、大阪でウェブデザインの仕事をしていましたが、好きなファッションと古いモノの店を開きたいと、高知に移り住んだのです。店を開く場所を探していたところ、友人に紹介されて訪れた高知で温かな人々やユニークなショップに出会い、移住を決めました。町の魅力や居心地のよさが、楽しい日々をそっと支えているようです。
  • 高谷さん夫妻は、農家。千葉から岡山県の蒜山(ひるぜん)に移り住みました。取材前にどんなところですか? と尋ねると、「人が手をかけて暮らしている、という感じがして、住んでいる集落の雰囲気も景色も好きです、ぜひ見てください」とのこと。うかがった日は降雪の後の晴天で、樹々が細かな雪を纏い、見渡す限りきらきらしていました。水がよく、おいしい野菜をつくれる、と農業に情熱を傾ける彼らのまわりには、料理人や器の作家など、さまざまなつくり手がしだいに集まってきています。
  • この美しい海と、白い砂浜をご覧ください!ここは「福岡県糸島市」。福岡の街の中心から西へ、クルマを走らせること約30分で、この眺望を目にできます。福岡空港からも電車で1本、約45分。そうです、「糸島」が、移住先として人気の理由は、街とのアクセスのよさ、そして豊かな自然があることです。場所を選ばない働き方ができるIT技術者のほか、ブランド野菜もあり、畜産、漁業も盛んな糸島では、食を仕事にする人も関心を寄せています。
  • 「上勝」の名前は、ニュースなどですでにご存知かもしれません。徳島県勝浦郡上勝町は、人口1700人足らずの町。2003年にごみや無駄をなくす「ゼロ・ウェイスト宣言」を発表、34の分別をはじめ町ぐるみで取り組み、外国の視察が訪れるほど有名に。この姿勢に共鳴した人々によって、カフェができ、ブルワリーができ、若い人が移り住み始めています。また料理の「つま」に使う葉っぱのビジネスが軌道にのり、収穫するおばあちゃんたちも元気。高齢化に向かいながら活気ある町の様子を紹介します。

目次

移住しよう。


理想の暮らしを実現した、 14組の移住。

沖縄 │沖縄で試みる、新しいコンクリート住宅。 畠山武史建築家

高知 │高知の人と文化に惹かれ、軽やかに移住。
星山恒久セレクトショップ「ラスク(rusk)」オーナー

八ヶ岳│八ヶ岳南麓で叶えた、四季を愛でる住まい。
山戸浩介・ユカレストラン「ディルイート、ライフ(DILL eat,life.)」オーナー

能登島│晴耕雨読の生活を支える、美しい能登の海。
奈良雄一建築家/デザイナー

蒜山 │蒜山の土地を耕し、一体となって生きていく。
高谷裕治・絵里香農家/「蒜山耕藝」

篠山│多くの縁に誘われ見つけた、里山の豊かさ。 
小菅庸喜「アーキペラゴ」店主/スタイリスト

外房 │サイズダウンした家で、未来の生活を占う。 鈴木菜央greenz.jp編集長

彦根 │自身の作品に重ねる、 100年モノの深み。 青柳亮木工職人

滋賀 │運命的な出合いだった、築 80年の古いビル 中西洋人木工作家

北海道│学生時代に抱いた夢が、ワインに結実した。 
中澤一行醸造用ブドウ農家

甲州 │DIYを楽しみ、菌もよろこぶ最上の環境。 
小倉ヒラク発酵デザイナー/アートディレクター

吉野 │移住者の発想で生まれた、シェアハウス 坂本大祐デザイナー

沖縄 │ゆっくりと完成を目指す、理想の外人住宅。 
セソコマサユキ編集者/ライター

天草 │天草の明るさに導かれた、穏やかな日々。 
小澤麻裕・朋子カフェ&セレクトショップ「麻こころ茶屋」オーナー


コミュニティこそ、地方移住の決め手。
東川町
北海道上川郡│北の田舎町に生まれた、人が人を呼ぶ好循環。
糸島市福岡県│新しい移住のカタチ、「糸島スタイル」始まる。
松江市島根県│風情ある城下町が、IT技術者に人気な理由。
上勝町徳島県勝浦郡│ゼロ・ウェイストの町は、老若男女みんなが熱い。

移住を支援する、地方自治体のアノ手コノ手。
104町と人をしっかり知るための、おためし体験。


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