No.372

もうすぐ絶滅するという、紙の雑誌について。


もうすぐ絶滅するという、紙の雑誌について。

2014年 12月01日号 No.372 ¥648(税抜)

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デジタル版

ずっと昔から、言われ続けてきた。もうすぐ雑誌は絶滅する、と。
雑誌が発信してきた情報をラジオが音声で伝え、テレビが映像を駆使して世界を一変させ、インターネットが双方向の、そして国境を越えた交信を可能にした。
いま再び、紙の雑誌なんて要らないという声が大きくなっている。
電子版を端末で見るほうが手軽で便利だ、という人も少なくないかもしれない。
では、紙に印刷されて書店に並ぶ雑誌は、やはり老兵のように消え去るのか?
否、紙だからこそ伝えられる大切なものがあるということを、この特集で証明します。

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  • 11/15売り最新号のPenは「もうすぐ絶滅するという、紙の雑誌について」。ものものしいタイトルと思われるかもしれませんが(もちろん弊社発行のウンベルト・エーコ著作からきています)、けっしてネガティブな意味ではありません。インターネットが発達したいま、情報のスピードでいえば確かに雑誌の立場は弱いでしょう。でもはたして本当に、スピードだけが大事なんでしょうか。紙じゃなければ伝えられない、人々の心に残らない、大切なものが雑誌にはあるんだということを、いまこそ再認識しようじゃありませんか。
  • デジタルネイティブといわれる若い世代。雑誌は読まず情報源は主にネットから、という世代。なのになぜ彼らは古臭い(?)雑誌の編集者という職業を選んだのでしょうか? ファッション誌から漫画誌、週刊誌、カルチャー誌、文芸誌まで、さまざまなジャンルの雑誌から20代の編集者に登場してもらい、大いに熱弁してもらいました。若きつくり手たちが語る、紙の雑誌の魅力とは?
  • タレント、音楽家から、TVプロデューサー、デザイナー、フォトグラファー、社会学者まで、各界で活躍する著名人たちに、雑誌について訊きました。愛読誌は? いままでで印象に残っている雑誌は? とあるミュージシャンからは国際経済誌、とあるフォトグラファーからは武道の専門誌・・・・・・など意外な誌名も挙がってきました。表紙を飾った壇蜜さんほか、広末涼子さん、松任谷正隆さん、佐藤オオキさん、ハービー・山口さんら、23名の方々に語ってもらいました。
  • とある雑誌の誕生がきっかけで、街の男の子・女の子のファッションが変わったり、ある記事がきっかけで、一国の首相が退陣に追い込まれたり……。ブームのもとをたどると、火付け役は雑誌だった、という例も数知れず。いつの時代も雑誌は時代を映し出す鏡であり、絶大なる影響力をもっています。“ビートたけし、フライデー襲撃事件”だけじゃない! 雑誌の歴史を振り返りつつ、懐かしのネタ、知られざるネタなど雑誌にまつわるさまざまなニュースをお届けします。
  • 今回の特集では、海外ネタも充実。たとえばNYでは、「ブルックリン」などブームになっているものは、あっという間に“雑誌化”するんだとか。話題のネタが特集になることは世界共通かもしれませんが、媒体として成立してしまうのは、流行の発信源・NYならでは。そのほか、パリの新旧定番誌や、ロンドン、ミラノ、LA、ベルリン、コペンハーゲン、アムステルダム、モスクワ、イスタンブール、サンパウロ、北京、香港、シンガポールと、全12カ国・14都市の旬な雑誌をご紹介。
  • 今回は紙の雑誌についてがメインですが、やはりウェブにも面白い媒体はどんどん出てきています。紙に負けないクオリティの写真や文章で見せるウェブマガジンから、まったく新しいウェブならではの発想で記事をキュレーションし読者に提示していくウェブサイト・アプリまで。4つのカテゴリーにわけ、いまフォローや「いいね!」をしておくべき媒体をご紹介します。

目次

若手編集者が語る。「だから雑誌は面白い!」

目利きが誘う、広くて深い雑誌の世界。

壇蜜 女優/タレント │歯科医院の待合室で覗き見た、大人な特集。
嶋 浩一郎 博報堂ケトルクリエイティブ・ディレクター │プロが見た、“多様性と深掘り”時代の到来。
広末涼子 女優│表紙常連の少女が、カメラの前で考えたこと。
佐藤オオキ デザインオフィスnendo代表/デザイナー │食ではなく、洋雑誌からその都市を感じる。
ハービー・山口 写真家│数々の出会いを与えてくれた、特別な存在。
青野賢一 ビームス創造研究所クリエイティブディレクター │「事故的な出合い」を求め、雑誌をひも解く。
松任谷正隆 音楽プロデューサー │中学生で目覚めた雑誌は、半世紀の読者歴。
ラフルアー宮澤エマ タレント │本棚に囲まれて引き継いだ、活字好きのDNA60
小宮山雄飛 ミュージシャン │自らの仕事にも通ずる、切り口を学ぶ場所。
バーバル アーティスト │ビジネス誌から学ぶ、ヒップホップの可能性。
藤代冥砂 写真家/小説家 │熱量と混沌が詰まったコンテンツに、心躍る。
濱谷晃一 テレビ東京プロデューサー │「モノ・マガジン」をドラマ化した、前代未聞の発想。
橋本 徹 カフェ・アプレミディ店主/編集者/選曲家 │伯父さん的人生へ背中を押した、運命の一冊。
泉 麻人 コラムニスト │“その時代のパッケージング感”が、面白い。
丸若裕俊 丸若屋代表│高木康行 フォトグラファー │古市憲寿 社会学者│水野 学 クリエイティブディレクター │
中室太輔 ムロフィス プロモーションプランニングディレクター │島崎賢史郎 「Nマガジン」編集長│西野亮 廣芸人│宮﨑香蓮 女優│
坪内祐三 評論家/エッセイスト │いま私が本気で読みたい、と思う雑誌たち。

古今東西、雑誌が時代をつくってきた。

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