No.368

「カワイイ」JAPAN


「カワイイ」JAPAN

2014年 10月01日号 No.368 ¥602(税抜)

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デジタル版

いま、日本の「カワイイ」が、世界を席巻している。
愛おしく、キュートで、洒落ていて、美しく、カッコいい。
すべてをひと括りにする最強の言葉だ。
老若男女みなが使うようになったいま、
その柔軟さはニッポン・カルチャーの代名詞にふさわしい。
今特集では、アートやデザインのクリエイターたちはもちろん、
日本のカワイイを体現するキャラクターの長い歴史や、
人々の営みや食も登場。

nendoの佐藤オオキはカワイイの未来を考え、
写真家の浅田政志は道後温泉でカワイイ人々を訪ね、
アーティスト、ニコラ・ビュフとは日本のカワイイを探った。

時代を読み解くキーワード、カワイイが秘めた可能性がここにあります。

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  • いまや世界に広がる「カワイイ」という言葉。なかなか他国の言葉には訳しがたいこの言葉をキーワードに、クリエイティブの最前線からキャラクター、人の暮らしにいたるまで幅広く取材しました。特集の扉は、写真家・浅田政志さんの撮りおろし作品。浅田さんには、人々がもつ「かわいさ」を撮影していただきました。道後温泉で開催されている「道後オンセナート」を舞台に、このページに登場する草間彌生さんの作品のほか、多数撮影。会場となった旅館の方々ほかみなさんのご協力で、それぞれに作品や旅館の背景を盛り込んでいます。思わず笑みがこぼれる作品は誌面でご確認ください。
  • この夏、世界ツアーやレディー・ガガのサポートアクトなどで活躍したBABYMETAL。彼女たちは、海外で「カワイイメタル」と評されています。海外ツアーの合間に、彼女たち、そしてプロデューサーのKOBAMETALさんにインタビュー。「カワイイ」についてお話を聞きました。メタルがカワイイと融合するのは日本の私たちにもびっくりですが、そんな驚くべき掛け合わせこそカワイイの未来を考えるキーワードなのかもしれません。
  • 世界広しと言えど、これほどにキャラクターが溢れている国はない! 世界中にファンをもつキャラクターたちが勢揃いして、その歴史から日本の「カワイイ」を読み解きます。懐かしのキャラクターから子どもに大人気の妖怪ウォッチといった最新キャラクター事情はもちろん、ゆるキャラの数々も登場。並べてみると、時代が読み解け、人々のカワイイ観の変遷まで見えてくる。編集部でも世代によって反応するキャラクターが違いましたが、懐かしキャラから最新キャラ事情まで、読み応え抜群です。
  • アートを見ても、プロダクトを見ても、思わず「カワイイ」とこぼれてしまうことがありませんか? そんな「カワイイ」をつくるクリエイターたちに取材をしました。福岡を拠点に活動する、陶芸家の鹿児島睦さんもそんなひとり。陶板や器に躍る動物や植物の姿に、やはりかわいさを感じてしまいます。ではこんなかわいい作品たちは、どんな意識のもとにつくられているのでしょうか。今春の原美術館の個展も話題だったニコラ・ビュフさんはじめ、さまざまな方たちの創作のルーツを探ります。
  • 日本の「カワイイ」、ルーツを探ると「竹取物語」や「枕草子」などが生まれた平安時代にさかのぼると言います。ということで、そんなルーツがいまも根付く街・京都へ「カワイイ」を探しにいってきました。案内人は西洋アンティークのショップの店主でもある永松仁美さん。生粋の京女である永松さんに、新旧の京都の魅力を案内してもらいました。祇園の老舗はもちろん、現代アートまで。常に古くて新しい京都から生まれる、日本の「カワイイ」とはいったいどんなものなのでしょうか。
  • わたしたち日本人には、曖昧ながら「カワイイ」という感覚について共通認識をもっています。では、海外の目から見た「カワイイ」ってどういうものなのでしょうか。フランスで育った、メゾン キツネのクリエイティブ・ディレクター、黒木理也さんが選んだのはとらやの和菓子と盆栽。他に、ノルウェーの人気カフェ「フグレン」の共同経営者ペペ・トルルセンとは日本の民芸店から合羽橋へ向かい、ミュージシャンのアウスゲイルとは日本のお祭りにいっしょに向かいました。

目次

「カワイイ」JAPAN

いま世界を席巻する、ベビーメタルの正体。
海を越えて広がる、最新情報をチェックせよ!

ドラえもん的デザインが、人の心をつかむ。
*nendo 佐藤オオキ

男のためのハローキティ、コラボで登場。
*nendo *石黒篤史 *田部井美奈

日本文化の象徴、キャラクターを徹底解剖!
*ペコちゃん、ドラえもん、ハローキティ、くまモンほか

いつの時代も愛され続ける、みんなの人気者。

浅田政志が撮る、道後温泉のリアルな人々。

「カワイイ」を表現する、クリエイターたち。
*ニコラ・ビュフ(アーティスト) *ししやまざき(アーティスト) 
*鈴木マサル(テキスタイルデザイナー) *鹿児島 睦(陶芸家 )

平安の世に生まれた、日本独自の豊かな感性。
*川村裕子(武蔵野大学教授) *三戸信惠(山種美術館特別研究員)

街歩きの達人と行く、伝統と革新の街・京都。

ふだん使いのアイテムにこそ、日本の「粋」が宿る。
●大嶺酒造 日本酒│秋山剛志(クリエイティブ・ディレクター)
●by KAMAWANU てぬぐいスカーフ│
トーマス・リッケ(OeO代表/クリエイティブ・ディレクター )
●mt マスキングテープ│居山浩二(アートディレクター)

「おいしい」を超えた、語感や食感の愛おしさ。

英国イチのグルマンによる、和食を巡る旅。

人の思いやりこそが、何よりも「カワイイ」
*トム・ヴィンセント(「トノループネットワーク」代表)

三人三様の視点で、TOKYOを発見する。
*黒木理也(「メゾンキツネ」クリエイティブ・ディレクター) 
*ペペ・トルルセン(「フグレン」共同オーナー) 
*アウスゲイル(ミュージシャン)

「日本通」がイチ押しする、知られざる逸品。
*マイク・エーブルソン(「ポスタルコ」デザイナー)

腕時計のポートレート ――並木浩一

文字盤に“時を隠した”、
アートピースな1本。

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