No.361

美しい ブック・デザイン

手に取りたくなる珠玉の名作たち。
美しい ブック・デザイン

2014年 06月15日号 No.361 ¥602(税抜)

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デジタル版

世の中に出される本の数だけ、未知なる世界がある。
紙のページをめくって進む、その旅の楽しみは、
何ものにも代えがたく、時に夜通し耽ってしまうこともあるだろう。
心に響くイラストレーション、精緻に流れるタイポグラフィ。
美しい装丁の本は、人をハッとさせるだけでなく、
その本を、一生手元に置いておきたい、パートナーにさえしてしまう。
だから、スマホやタブレットで読む行為が日常的になっても、
私たちは紙の本が好きだ。
いま美しい本をつくり出すデザイナーは誰か? 
話題のあの本は、どのようにデザインされたのか? 
この特集では、ブック・デザインのトレンドのほか、
名作の数々で本とデザインの歴史をひも解く。
知ればきっと、驚くはずだ。
デザイナーたちは、旅へ誘う魅力的な本をつくるために、
どれほど細心の注意を払い、大胆なたくらみを、
静かに仕掛けてきていることか。
本がますます好きになることを、この特集は約束しよう。
一緒に旅立ちたくなる本が、世界にはこんなにたくさんある!

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  • いま美しい本をつくり出すデザイナーは? 話題のあの本は、どうやってデザインされたのか? 気になる本とそのデザインを世界の都市でリサーチ。最新トレンドから、装丁の歴史までをひも解く、ブック・デザインの大特集です。
  • まずは、世界から注目されるブック・デザイナーの仕事を紹介します。巻頭はパリの2人組「アヌーク・ボワロベール&ルイ・リゴー」。彼らが得意とするのは、ポップアップ。いわゆる飛び出す絵本ですが、子どもが好きなアレでしょ?などと侮るなかれ。深い海の底がダイナミックに眼前に広がり、大人もその魅力に吸い込まれてしまいます。自然や街をテーマにした本は、斬新なデザインと、大人が繰り返し読み返したくなる奥深さがあります。
  • イラストレーションは本のデザインにとって重要な要素のひとつ。物語の顔を表す「絵」の力について、近年話題となった本を取材しました。この水色と蛍光オレンジのイラストがとてもコンテンポラリーな印象を与えるペーパーバックは、英国児童文学の名作、アーサー・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』のシリーズ。イラストレーターのピエタリ・ポスティは歴史を尊重しながら描いたと語っています。
  • 人気作家・伊坂幸太郎さんが新潮社から刊行している書籍の表紙、並べてみると、ひとつ独特な世界があることにお気付きでしょうか?実は、木工作家の三谷龍二さんの作品が長らく採用され続けています。この表紙がお気に入りの伊坂さんに、三谷さんの作品を使用した一連の表紙について、思いを聞きました。
  • 一冊ずつの装丁とは違って、並べた時にまた新たな面白さがあるのがシリーズ本のデザイン。連続するからこそ可能なデザインは、ブック・デザイナーの腕の見せ所でもあります。シリーズ本の楽しいデザインをいろいろと集めました。
  • ふだん私たちが手にしている本、そのデザインはどのようにして現在のようなスタイルになっていったのでしょうか?19世紀後期のウイリアムス・モリスから、エル・リシツキー、ヤン・チヒョルト、マックス・ビル、ポール・ランド、ルー・ドーフスマンなど、巨匠の仕事をたどりながら、1980年代以降ニューウェーブの登場、デジタルが促進する今後まで、ブック・デザインの歴史をひも解きます。

目次

最も刺激的な本を生み出す、話題の3組。

アヌーク・ボワロベール&ルイ・リゴー <フランス・パリ> │新世代ポップアップは、大人も魅了する。
メタハーフェン <オランダ・アムステルダム >│ネット時代にこそ生まれる、パワフルな本。
ヨナス・フォーゲリ <スイス・チューリヒ> │ズームイン/アウトで、ダイナミックに。

印象的なイラストが、目を釘づけに。

ブレックスボレックス <ドイツ・ライプツィヒ> │絵と言葉のコンビネーションが生む物語。
ピエタリ・ポスティ <スペイン・バルセロナ> │児童文学の名作に、懐かしくて新しい絵を。
フレデリック・ベルトラン <フランス・ナンシー> │洒脱なイラストが、魔法のように動き出す。

伊坂幸太郎が語る、お気に入りの表紙とは?

装丁の達人が、もっと本を楽しくする。

クラフト・エヴィング商會│読者に近い立場から、本を立体的にデザイン
名久井直子│読みたいと思わせる、小説の入り口をつくる。
水戸部 功 │装丁の“新しい基準”を築き、乗り越えたい。
世界は村上春樹の本をどうデザインするのか?
シリーズ本という“連続”に見る美しさ。
デザイン賞の常連、スイス勢の実力を分析。
展覧会カタログを超えた、オレンジの衝撃。

ブック・デザインの歴史を、総ざらい!

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