フランス中を魅了している新しい“赤”、新型ルノー「ルーテシア」が大人の男女を虜にする理由とは?

  • 写真:関根虎洸
  • 文:青木雄介 フラワーコーディネート:宇田陽子(logi)ムービー:HIROBA

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新しく生まれ変わったルノーの人気モデル「ルーテシア」。この一台に乗った男と女が、東京のフランスを感じるスポットで1日を過ごしたら? きっとルーテシアの魅力に恋をせずにはいられないはずです。

思わず目を奪われるプロポーション、ハンドルを握れば恋が始まってしまうかも知れません。ルノーのルーテシア(欧州名:クリオ)は、フランスでもっとも売れている(※)国民的コンパクトカーです。その人気はフランス本国だけでなく欧州でもトップクラスに位置し、これまでの累計販売台数は1300万台以上! その愛され方はさながら“ヨーロッパが恋するフレンチイズム”と評したくなるほどです。

ルノーのデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」において、「LOVE」をテーマにしているルーテシア。「愛を育み、人生を共有する“きっかけ”の時間を過ごすのにふさわしいクルマは何か?」というその問いかけとともに、ここにまた新たな変身を遂げました。よりエレガンスになったその変身ぶりと、ルーテシアが愛される理由を紹介しましょう。



(※)2016年1月~12月フランス国内における四輪車販売台数を対象としています。
出所:フランス自動車工業会2017年1月2日付・フランス国内ではRenault CLIOとして販売。

官能的な曲線を描く、ルーテシアのエクステリア。

躍動感と伸びやかさ。このプロポーションがルーテシアの真骨頂といえます。

LOVEをテーマに、ひとつの造形美として調和しているのがルーテシアのエクステリアです。とくにサイドから見た曲線の織りなす美しいコントラストは、筋肉質な力強さと自由な伸びやかさにあふれています。さりげなく存在感を見せるサイドバンパーにも注目してください。新しいホイールのデザインとあいまって、ルーテシアの唯一無二の存在感を引き出していることに気づくでしょう。ボディの“赤”は新色の「ルージュ・ドゥ・フランス」。“フランスの赤”と名付けられた深い色あいが、美しいグラデーションを描きます。

これが次世代ルノーの代名詞。一目で分かるルーテシアのリングライト部分に注目です。

ルーテシアの新しいトレードマークは、「Cシェイプ」

ヘッドライトには「Cシェイプ」と呼ばれるLEDライトが導入されました。このリングライトの「C」の形は、ルノーのコーポレートアイデンティティを表現。常時点灯し、スモールライトの役割をはたす一方で、ウェルカムランプとしても機能。施錠後も暗がりを検知すると一定時間点灯しています。ちなみにリアのコンビネーションランプもこのCシェイプのデザインで統一されています。乗車してから降りるまで、このライトがいつも光っているのがルーテシア。Cシェイプはそんな新たなトレードマークと言えるでしょう。

R.S.タイプに似せたデザインで、よりスポーティな印象をもたらす、スタイリッシュなフロントグリル。

さりげなくスポーツ性能を印象づける、新しいフロントフェイス

それまでフォグランプと一体だったフロントグリルは、それぞれ分離されて独自のデザインが施されました。ワイド感を感じさせつつ、よりエレガントでスポーティな印象をもたらす、ルーテシアの“大人向けのコンパクト性”を際立たせます。

リアの力強く塊感のあるデザイン。スマートな見た目ですが、荷物もきちんと入ります。彼女に渡す花束をこっそりしのばせて。

アンスティチュ・フランセ東京
(フランス政府公式文化機関・フランス語学学校)

東京市ヶ谷にあるフランス文化センター。東京のほか、横浜、関西(大阪/京都)、九州(福岡)の4支部(5都市)を拠点にフランス政府公式機関としてフランス語講座やフランス発の文化、思想、学問を発信。構内には、フランスの書籍を扱う雰囲気ある書店やレストランも併設しています。

東京都新宿区市谷船河原町15
TEL:03-5206-2500
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/

思わず恋に落ちるルーテシア、その秘密は“インテリア”にあり。

飛行機の翼をイメージしたダッシュボードに、クロームリングで立体的に見せるインパネや、シートの色づかいなど細部にデザインの意識が行きわたっています。
花束を置いてパートナーを待つ。そんなシーンも画になるのがルーテシアのインテリアです。

フランス車らしさとは何でしょうか。たとえば、ドアの肘かけに腕を乗せてみましょう。するとその位置からドアの開閉はもちろん、ウインドゥの操作や最適なポジションでハンドルに触れることが出来ることに驚くことでしょう。シートはファブリックとレザーを組みあわせた上質な乗り心地。日々の使いやすさをデザインする意識と、質感のバランスの高さがルーテシアの秘密。「これってフランスらしさ?」と気づくころには、すでにルーテシアに恋をしはじめているはず。

数字を見ると、実は細かいブロック集合が。そんな部分にも並々ならぬ“こだわり”を感じさせます。

なにげないデザインの企みが、フレンチイズムの極み。

力強い走りと適度な硬さをもった、しなやかな足まわり。ルーテシアの走りはアーバンで、コンパクトながらも大人の余裕を感じさせます。走れば目に飛びこんでくるのが、速度計の独特のフォント。ドライバー以外は目がいかないような部分でも、都会的な走りを的確に表すかのようなデザインは、「フレンチイズム、ここに極まれり」と言えるでしょう。

自分のルーテシアを、カフェの中から眺める。“至福の刻”です。
「あれ!? ドアノブは!?」その一瞬のためらいから恋が始まったりするものです。

ミニマムデザインの究極は、ドアノブにあります。

ルーテシアはカップル至上主義なクルマですが、後席のゲストへの配慮も怠りません。サッシュ(窓枠)と一体化したデザインのドアノブは、ゲストに“粋なフランス車”を印象づけることでしょう。さらにドアノブのデザインを一体化することによって、クーペボディのような無駄のないスポーティスタイルを表現しています。一瞬、リアシートの存在を忘れさせてくれるのも、ルーテシアならではのチャームポイントなのです。


VIRON 丸の内

鮮やかなルージュカラ―の外観が目を惹く、人気のブーランジェリー。フランス産の小麦粉を使用したバケットは多くのファンを持つ人気商品。このバケットがおかわり可能なイートインスペースでは軽食も用意。パティスリーも用意しているのでカフェとしての利用にも最適です。

東京都千代田区丸の内2-7-3
TEL:03-5220-7289
営:10時~24時L.O
不定休

この走りが、フランスの都市的ライフスタイルを映し出す。

行きつけのフレンチレストランへ。夜は優しく、いっそうルーテシアの赤色を引き立てます。
カジュアルなフレンチレストランではいつものメニューと気の置けない会話で、時間が経つのも忘れてしまいます。ⒸMARKT

ルーテシアは1.2リッターエンジンとは思えない、充実のドライバビリティを提供します。その秘密は直噴ターボエンジンと6速のデュアルクラッチシステムにあります。低回転から高トルクを約束してくれるので、どこからでも伸びやかで胸のすく加速を体感できるはず。さらにマクファーソン式とトレーリングアーム式を組み合わせた足回りは硬質でハンドルに路面のインフォメーションをつぶさに伝えてくれながらも、しなやかにギャップをいなしてくれます。

ディナーを堪能したら海を見にドライブへ。二人の夜はこれから始まります。

その乗り味は都市においてはきびきびとした躍動感にあふれながら、ロングツーリングが当たり前のフランス車らしく、乗員に疲れを感じさせることなく、それでいて1クラス上の上質なドライブを体感させてくれます。情熱を胸に秘めながらも、クールに“LOVE”を表現しているルーテシア。人生のサイクルは「恋に落ちること」から始まると考える、ルノーらしいフレンチイズムを堪能できる一台なのです。(青木雄介)


MARKT restaurant

”青空市場”という意味が込められた、カジュアルフレンチレストラン。野菜にもこだわり、一品一品手づくりの味を大切にしています。料理のほかに豊富な品揃えのワインもお薦め。地元の方から愛される、隠れ家的レストランです。

東京都世田谷区玉川1-17-16
TEL:03-3708-7723
営:ランチ11時30分~15時30分(14時L.O.)
※土、日、祝は(14時30分L.O.)
ディナー18時~23時(21時L.O.)
休:第2、4火曜、水曜
www.markt-lab.jp

ルノー ルーテシア インテンス

●エンジン形式:1.2ℓ 直列4気筒直噴ターボ ●最高出力:118PS/5,000rpm ●最大トルク:205N・m/2,000rpm ●トランスミッション:6速エフィシエント・デュアル・クラッチ ●車両本体価格:¥2,290,000

問い合わせ先:ルノー・コール TEL:0120-676-365(9時~18時) 年中無休

www.renault.jp/car_lineup/lutecia