自由な発想は、「オールドパー」の青空ウイスキー会議で羽ばたく。

  • 写真:長谷川 潤

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世界で愛されるブレンデッド・スコッチ・ウイスキーの「オールドパー」から、若さあふれる「オールドパー シルバー」が登場。そのクリエイティブなキャンペーンミーティングの舞台裏をのぞいてきました。

6月某日、神奈川県秋谷の一軒家で、「オールドパー シルバー」のキャンペーンミーティングが行われました。集まったのは、クリエイティブに関わるチームのメンバー5人。テーブルの上には、広告用のビジュアルやコピーのサンプルが並び、活気あふれるディスカッションが交わされました。いつもと違うのは、その場所が海を一望できる開放的なテラスであることと、なにやらおいしそうな飲み物が各人の表情をいっそうリラックスさせていたことです。

いっぷう変わったミーティングは、クリエイティブディレクターである岡本欣也さんのひと言で実現しました。「僕たちがキャンペーンに取り組む『オールドパー シルバー』は、すっきりした味わいのスコッチ・ウイスキー。ソーダ割りで飲むのにふさわしい軽やかなお酒だから、そのイメージを体感したくって。それと、打ち合わせそのものをこういう場で飲みながらやるっていうのが、これからは面白いんじゃないかと思ったんです」

100年以上の歴史をもつブレンデッド・スコッチ・ウイスキー「オールドパー」は、明治初頭、近代化に邁進した日本が積極的に取り入れた西洋文化の象徴として知られ、一流を好む吉田茂元首相をはじめ、先進的な文化人たちに愛されました。そのDNAを引き継ぎ新たなラインアップとして加わった「シルバー」は、定番である「12年」の骨格を残しつつ、より若々しくフレッシュな味わいを実現しています。そこで、夏に向けて展開する「シルバー」キャンペーンは、ひとりでしっぽり飲むという従来のスコッチ・ウイスキーのイメージを脱却し、軽やかで爽やかな飲み方のスタイルを提案するという目的で、制作が行われました。仕掛け人は、クリエイティブ業界で活躍するプロフェッショナルたち。ひと目見たら記憶に焼き付くビジュアル誕生までのプロセスも、実にクリエイティブなものだったのです。

スコットランドを襲った大寒波の夜に、蒸留所の外に置き忘れられた樽が雪で冷やされることによって偶然生まれたという味わいを、現代の技術で再現した「オールドパー シルバー」。繊細な柑橘系の香りと、刺激的でありながらもスムーズな余韻が特徴で、仲間と 「パーッと楽しむ」オープンなスタイルが似合います。これから迎える暑い季節には、氷でキンキンに冷やしてソーダアップで飲むのがお薦め。強めの泡をもつ炭酸水が、香りをさらに引き立てます。

夏を連想させる、ポップなグラフィックのサンプルを手に、この青空ウイスキー会議の効果を感じていたのは、アートディレクターの加藤建吾さん。「感度の高まるオープンな環境に加え、ちょっと贅沢なウイスキーがあると自然にテンションもあがります。若手のスタッフも緊張が和らぐのか、いつもより発言が多くなって議論が盛り上がる(笑)。心が伸びやかになると新しいアイデアが生まれやすくなるし、それらが重なることでよりよいものがつくれるんだと実感しました」

ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーの原点である「オールドパー」は、さまざまな原酒の個性がそれぞれを尊重しながら完璧に調和します。それは、錬金術で生み出される酒のようでもあり、クリエイターたちが意見を交わし、作品を創造する過程にも似ています。近代日本のリーダーたちが「オールドパー」で議論を交わしたように、現代でも自由な発想の現場には、この「オールドパー シルバー」がぴったりです。

「オールドパー」の公式ブランドサイト「oldparr.jp」 では、ブランドヒストリーや、ラインアップされた各商品の紹介、ニュースなどのコンテンツを展開。斜めに立つこともできるユニークなボトルが、「決して倒れない」、「右肩上がり」であると、縁起のいいものとして古く明治時代から日本のリーダーたちに愛されてきた理由や、「12年」「クラシック18年」「スーペリア」など兄弟モデルの味わいについても詳しく解説されています。なお、同サイトは先のクリエイティブチームの手により近日リニューアル予定。「オールドパー」の世界に興味をもったら、ぜひこちらものぞいてみてください。(Pen編集部)

「オールドパー シルバー」
¥3,240(希望小売価格)
問い合わせ先/MHD モエ ヘネシー ディアジオ ディアジオ マーケティング部
oldparr.jp