「バンド オブ アウトサイダーズ」デザイナーが語る、ブランドと店のコンポジション。
オープニングレセプションでの展示風景。
「メリーゴーラウンドなんですよ。柱から伸びたパイプは、円状に店内を一周できる可動式になっています。床に丸く溝が掘られているのがお分かりでしょう。パイプは手で押すだけで簡単に動かすことができます。自在に位置を変えることで、内装を常に新鮮に演出できる仕組みです」
通りから丸見えな店内は、そのすべてがディスプレイという発想で形づくられているのです。
彼がもう一つ、特に気に入っていると興奮した様子で語ったのが「スターウォーズ」のフィッティングルーム。屋外に設置された簡易脱衣所のようにシンプルな見た目のボックスなのですが、SF映画のスターウォーズと関わりがあるのでしょうか？
「内壁の写真壁紙に、スターウォーズのシーンを使う許可が得られたのです！写真だけではなくて、中に入ると……」
ボックスの内側には、映画の世界を体感できる、ちょっとした仕掛けが施されています。このユーモアについては、ぜひ店を訪れて実際に皆さんの“耳”でお確かめください。
通りから丸見えな店内は、そのすべてがディスプレイという発想で形づくられているのです。
彼がもう一つ、特に気に入っていると興奮した様子で語ったのが「スターウォーズ」のフィッティングルーム。屋外に設置された簡易脱衣所のようにシンプルな見た目のボックスなのですが、SF映画のスターウォーズと関わりがあるのでしょうか？
「内壁の写真壁紙に、スターウォーズのシーンを使う許可が得られたのです！写真だけではなくて、中に入ると……」
ボックスの内側には、映画の世界を体感できる、ちょっとした仕掛けが施されています。このユーモアについては、ぜひ店を訪れて実際に皆さんの“耳”でお確かめください。
ショップ限定アイテムも充実。
アッパーと同色に塗ったコインをベルトに挟んだ、プレッピーなテイストの「ランコート」への別注ローファー（￥50,400）
スコットはファッションデザイナーになる前に、映画業界で働いた経験があります。この店はいわば、映画の撮影現場の一角を散りばめた世界。白い陳列棚は、アンプや照明などの機材を運ぶボックスがイメージされたもので、角面にメタルの補強パーツまで取り付けられています。
デザイナーとしての彼に、バンド オブ アウトサイダーズのベースとなるスタイルについて尋ねました。
「アメリカ東海岸のかっちりとした雰囲気の中に、カリフォルニアのリラックスした要素を織りまぜた感じ。デザインするときは、1940～50年代の映画ジャンル『フィルム・ノワール』にインスパイアされることが多いです。映画、写真、絵画、音楽などの要素を取り入れて、カジュアルなリアルクローズを提案しています。例えば、今シーズンにオススメなのは、アーティストのサム・デュランとコラボしたオックスフォード生地のマップ（地図）プリントシャツ。バンド オブ アウトサイダーズの中で、もっともスタンダードなボタンダウン・シャツの形で、これほど自由に色鮮やかなプリントが入っているシャツはほかにないと思います」
デザイナーとしての彼に、バンド オブ アウトサイダーズのベースとなるスタイルについて尋ねました。
「アメリカ東海岸のかっちりとした雰囲気の中に、カリフォルニアのリラックスした要素を織りまぜた感じ。デザインするときは、1940～50年代の映画ジャンル『フィルム・ノワール』にインスパイアされることが多いです。映画、写真、絵画、音楽などの要素を取り入れて、カジュアルなリアルクローズを提案しています。例えば、今シーズンにオススメなのは、アーティストのサム・デュランとコラボしたオックスフォード生地のマップ（地図）プリントシャツ。バンド オブ アウトサイダーズの中で、もっともスタンダードなボタンダウン・シャツの形で、これほど自由に色鮮やかなプリントが入っているシャツはほかにないと思います」
日本市場を意識したカモフラ柄シャツ（￥33,600）
スターウォーズの登場キャラクターを彷彿とさせる白×青の別注「Gショック」（￥18,900）
スコット自身は若い頃にどのようなファッションを好み、デザイン活動を始めたのでしょうか。
「典型的な中西部の街育ちなこともあり、大好きなラルフ・ローレンばかり着てましたね。オハイオの小さな街での流行は、自分が追いかけたくなるようなトレンドではなかったけれど。洋服の仕事を始めたのは、ファッションのクリエイティブなプロセスが刺激的で、自分の肌にとても合っていたから。美しいものをつくることができ、それによって人を惹きつけるイメージを生み出せるのは、子供のころからやりたかったことなんです」
バンド オブ アウトサイダーズをトラッドの文脈で捉えている人には、コンテンポラリーなムードに満ちたこの空間に足を踏み入れると、予想外の驚きを感じることでしょう。過去の実績に頼るのではなく、つねにサプライズを人々に与えることこそ、未来に向けたバンド オブ アウトサイダーズのブランディングになるに違いありません。
最後に、スコットから皆さんへのメッセージを。
「『ユーモア』。 それがこの店を通して私がいちばん伝えたいこと。そして、『Having Fun Fashion !!』」
「典型的な中西部の街育ちなこともあり、大好きなラルフ・ローレンばかり着てましたね。オハイオの小さな街での流行は、自分が追いかけたくなるようなトレンドではなかったけれど。洋服の仕事を始めたのは、ファッションのクリエイティブなプロセスが刺激的で、自分の肌にとても合っていたから。美しいものをつくることができ、それによって人を惹きつけるイメージを生み出せるのは、子供のころからやりたかったことなんです」
バンド オブ アウトサイダーズをトラッドの文脈で捉えている人には、コンテンポラリーなムードに満ちたこの空間に足を踏み入れると、予想外の驚きを感じることでしょう。過去の実績に頼るのではなく、つねにサプライズを人々に与えることこそ、未来に向けたバンド オブ アウトサイダーズのブランディングになるに違いありません。
最後に、スコットから皆さんへのメッセージを。
「『ユーモア』。 それがこの店を通して私がいちばん伝えたいこと。そして、『Having Fun Fashion !!』」
靴、カモフラ柄シャツ、時計はすべてオープン限定販売アイテム。オープニングレセプションでのスコットはインナーに今季のTシャツを着て、足元はニューバランス。
Scott Sternberg スコット・スタンバーグ
2004年、LAを拠点に、ジャン＝リュック・ゴダールの映画タイトルから名づけた「BAND OF OUTSIDERS」を設立。2009年、アメリカ「CFDAファッションアワード・メンズデザイナー部門」受賞。2013年10月12日に建築家ユニット「LO-TEK」が内装を手がけた旗艦店を東京にオープン。2014年春夏コレクションから、レディスを含む４ブランドをすべてBAND OF OUTSIDERSに名称統一。
BAND OF OUTSIDERS
東京都渋谷区千駄ヶ谷2-6-3 千駄ヶ谷RFビル 1F
TEL 03-6758-0620
営業時間：11時～19時30分
定休日：火曜
BAND OF OUTSIDERS http://band.bandofoutsiders.com
秋冬アイテムはこちら→「新アメリカンスタイルの立役者」