「グッドデザイン賞」が描き出す、デザインの未来とは。

  • 写真:外山温子(CROSSOVER)
  • 文:小川 彩
  • 協力:JDP

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創設から60年を数えるおなじみ「グッドデザイン賞」。2016年の受賞作とその傾向から、デザインの未来が見えてきます。この賞の価値をひも解く特別企画、後編をお届けします。

日本でもっともよく知られたデザインアワードである「グッドデザイン賞」。2016年度は日本やアジア各国から応募および推薦された4085件から、1229件が選ばれました。さらに、グッドデザイン・ベスト100の中から大賞、金賞、特別賞、そしてロングライフデザイン賞が昨年10月28日に発表されました。

注目の大賞は、6件の候補から一般投票を含む審査委員とグッドデザイン賞受賞者による投票を経て、世界地図図法「オーサグラフ世界地図」が選ばれました。この大賞は、いわばその時代の「デザイン」を象徴するもの。イノベーティブなプロダクトや社会的に意義のある素晴らしい取り組みが並ぶなかで、「地図図法」が選ばれた背景はどのようなものだったのでしょうか? 見事大賞を受賞したオーサグラフ世界地図の考案者でデザイナーの鳴川肇さんへのインタビューからグッドデザイン賞を振り返ると、2017年のデザインシーンに新たなフェーズが生まれてきたことが見えてきます。

歴史の転換点となるのか? 2016年のおもな受賞作はこちら。

これが2016年度グッドデザイン大賞受賞の地図図法「オーサグラフ世界地図」。大賞を決定する投票は接戦だった、と審査副委員長の柴田文江さん。
2016年10月28日、大賞はじめ各賞受賞発表が東京・六本木の東京ミッドタウンで行われた。冒頭で挨拶する公益財団法人日本デザイン振興会理事長の大井篤さん。

グッドデザイン賞の長い歴史を振り返ると、大賞がその時代やデザインシーンの変化を表していた、と感じる年があります。近年ではデザインという概念を大きく拡張した2004年度のNHK教育テレビ番組「にほんごであそぼ」や、2005年度のインスリン用注射針「ナノパス33」などが例として挙げられるでしょう。そして、もしかすると2016年度も、そのような年だったかもしれません。大賞受賞の地図図法「オーサグラフ世界地図」は、多くの関係者の想像を超えたインパクトとして、時間を経てじわじわとその受賞の意味や力が伝わってきているように思います。

大賞を受賞した鳴川さんは「ぱっと見にはすぐにその機能や特性がわかりにくい地図図法という作品を、理解していただいたことに感謝しています」とコメントした。
審査委員長の永井一史さん。どれも大きなテーマ性をもつ大賞候補6点の中から、地図図法オーサグラフ世界地図が選ばれたのは審査された方々の慧眼、と評価。

オーサグラフ世界地図とは、多面体図法による世界地図図法。大航海時代に誕生し、過去400年間世界中で使い続けられてきたメルカトル図法は、四角い平面に球体の世界を投影できる一方で、北極海や南極大陸の面積が正しくないなどの問題がありました。

開発者の鳴川肇さんは、球体の地球を一旦正四面体に置き換えて、それを丹念に平面に表現する創意工夫を長年繰り返しこの地図を制作しました。面積を極力正しく、形の歪みを少なくしたこの地図は、日本が真ん中、ロシアが左側、アメリカが右側という、私たちが親しんできた既存のレイアウトで発表されていますが、実は世界のどこを取っても中心に描くことができる多中心という点と、地理関係を損なわずに地図を繋げられるので、行き止まりのない球面=グローバルな世界を平面で表現できるという点が特徴。現代の世界観を多様にする大きな可能性が評価されました。


次に特別賞も見ていきましょう。大賞候補の5件を含め、ベスト100の中から、金賞として19件、特別賞「未来づくり」「ものづくり」「地域づくり」「復興デザイン」として合計19件が選ばれました。審査委員長の永井一史さんが「全体的に日常生活に関わるものから先端技術の領域までデザインが浸透してきたことを感じた」と言うように、それぞれの賞には日常の健康管理や保育現場でのコミュニケーションツールとなる優れたアプリや、各メーカーのフラッグシップモデルとなるようなVRやハイレゾ対応ヘッドホンなどが選ばれています。

金賞受賞の車椅子「COGY」。車椅子の操作に右足と左足を踏み出す反射動作を取り入れた。下半身がマヒした歩行困難な人が自由に動く手段がリハビリにもなるデザインが評価された。
ソニーのハイレゾ対応ステレオヘッドホン「MDR-Z1R」も金賞受賞。ハイレゾ音源に対応する機能だけでなく、デザイン性が高い評価を得た。
近年注目されるBRT(バス高速輸送システム)。「気仙沼線/大船渡線BRT」は、東日本大震災で大きな被害を受けた三陸海岸沿いの鉄道敷を活用し、地域復興に貢献、金賞を受賞した。
障害のある人とつくる新しいはたらき方「Good Job! プロジェクト」も金賞受賞。アート、デザイン、ビジネス、福祉の分野を超えた仕事づくりと取り組みを紹介するプラットフォーム。
特別賞「未来づくり」を受賞した音知覚装置「Ontenna」。ヘアピン状の装置が音を振動と光に変換しって髪の毛に伝える。聴覚障害者が音の特徴を新しい方法で知覚できる。

また、2015年度の大賞でパーソナルモビリティ「WHILL MODEL A」という車椅子が受賞しましたが、2016年度は車椅子が2件、金賞を受賞しています。それぞれ空港・機内専用であったり、下半身マヒの方のためのリハビリ機能という特性をもっていたり。審査副委員長の柴田さんが総評で振り返ったように、社会のよりきめ細やかなニーズにデザインが対応しようとしていることを表しているかもしれません。


2015年度は受賞作を紹介する「グッドデザインエキシビジョン」、通称「G展」の数日間で大賞候補への一般投票を受け付けて審査委員が大賞を選びましたが、2016年度は約1ヶ月間、丸の内のGOOD DESIGN MARUNOUCHIにて「みんなで選ぶグッドデザイン大賞展」を開催し、一般投票を受け付けました。デザイン関係者だけでなく、広く一般の方が大賞候補を実際に目にし、その背景を知る機会を設けた上で、G展開催に合わせて審査員とグッドデザイン賞受賞者により大賞を選出したのです。

東京ミッドタウンで開催された「G展」。グラフィックデザインは平林奈緒美さん、会場構成はスキーマ建築計画の長坂常さんが担当した。
長坂さんによって、モジュール化した合板とクリップを組み合わせてつくった展示什器。約1200点もの受賞作品の情報量に驚いた来場者も多かったのでは。

G展では、東京ミッドタウンに約1200点ものグッドデザインが展示されました。一件一件の背景や評価されたポイントが説明されたキャプションの情報量たるや! 審査の過程でこれらすべてに目を通した、審査委員のみなさんの積み重ねてきた議論と時間がグッドデザイン賞のもうひとつの“重み”かもしれません。各会場には関係者だけでなく、多くの一般の方も来場し、「デザイン」がより身近なものになっていることを感じさせました。

パネルでの展示がほとんどとなる、建築や取り組みなどの受賞作品。プレゼンテーションツールのデザインにプロジェクト当事者の思いが込められている。
ミッドタウン屋外スペースにはモビリティ関連の受賞作品が展示された。トラクター「YT3シリーズ」は金賞受賞。大賞候補としてオーサグラフ世界地図と最終投票まで残った。

グッドデザイン賞に加わった、新たなテーマ「そなえる」。

2016年度のグッドデザイン金賞に選ばれた「避難所用・紙の間仕切りシステム-熊本地震での活用」。2004年の中越地震以降、現場への提供とリサーチ、バージョンアップを継続。
同じく2016年度金賞を受賞した本「東京防災」。2015年に東京都が都民に配布した災害対応力向上を目指した、完全東京仕様の防災ブック。全国の防災意識や対策に与えた影響も大きい。
渋谷ヒカリエに展示された紙の間仕切りシステム。実際の避難所風景の写真を設置することで、スペースの大きさや空気の密度など、来場者の想像力を喚起していた。
フェーズごとにグッドデザイン賞受賞作品を編集して展示。ラジオ、ヘルメット、非常持出し袋などから気象観測データ統合システムまで。復興時の交流の場など、現在進行形の取り組みも。

渋谷ヒカリエの8/COURT/CUBEでは「そなえるデザイン」展が同時開催されました。2015年度から審査のプロセスに設置された「フォーカス・イシュー」を検討する中で、2016年度、新たな取り組みとして「そなえるデザイン」プロジェクトが審査委員の有志でスタート。応募を呼びかける4月に熊本地震が発災したこともあり、今までの受賞作からケーススタディをピックアップし、そこに込められているデザインのヒントを編集。災害を特別なものとせず、「日常」から「発災」>「救出」>「避難」>「復旧」>「復興」>そして日常へ戻って、またいつか訪れる災害に備える、と心構えを循環させるように、そなえるデザインを考えています。

それぞれのフェーズで役立つデザインの発想やガイドラインを広く社会で共有し、未来のデザインに活かしていこうという趣旨のもとで集められたデザインは、2016年度に受賞したものも含め、これだけ防災関連の案件があったのか、と驚くほど。展示はさまざまな知恵が一同に会したスペースと、建築家・坂茂さんが主宰するボランタリー・アーキテクツ・ネットワークによる「避難所用・紙の間仕切りシステム」を実際に設置したスペースで構成され、デザインが緊急時に果たせることの可能性が可視化され、示唆に富むものでした。

1956年に発表された柳宗理のバタフライスツール。ある20代の来場者は「最近のデザインかと思った」と、半世紀以上前につくられていたことに驚いていたそう。
2015年にオープンしたGOOD DESIGN MARUNOUCHIでは、グッドデザイン賞に関連した展示やトークイベントを開催する。

もうひとつ同時開催された展示が「ロングライフデザイン賞」です。グッドデザイン賞を10年以上前に受賞して継続的に提供されている、もしくは発売以来10年以上継続的に提供され、生活者の支持を得ていると思われる商品が対象とあって、私たちにもなじみのあるプロダクトやグラフィックが毎年選ばれています。2016年度は4月から6月にかけて、商品のユーザー、担当デザイナー、提供企業関係者によって推薦された候補作品を永井さんと柴田さん、そしてデザイナーの須藤玲子さんと川上元美さんの4名で審査。厳選の28点がGOOD DESIGN MARUNOUCHIに展示されました。

「バンドエイド」や「伝票」など日常的なアイテムから、デザイナー・設計者にとってはなじみ深い「ハレパネ」、また懐かしい「ボンタンアメ」や「ホッピー」などが並ぶ会場では、来場した老若男女のさまざまなコメントが集まったようです。特に印象に残ったのはミヒャエル・トーネットによる曲げ木の椅子と、柳宗理のバタフライスツールが選ばれたこと。審美性を問われる椅子を対象とすることで、長く愛されることの価値をデザイナーにも使い手にも投げかけたのではないでしょうか。

GOOD DESIGN MARUNOUCHIでの展示風景。それぞれのデザインの誕生秘話や、改良やバージョンアップで現代においても愛され続けている背景を紹介するキャプションにグッとくる。
トーネットの椅子、そしてバタフライスツールが選ばれたことで、グッドデザイン賞のロングライフのコンセプトがインパクトのあるものになった。

“説明しづらい”地図図法、オーサグラフが大賞までたどり着いたのはなぜか?

「オーサグラフはひと言で説明しようとしても難しく、どうしても3〜4分かかってしまうんです」と笑う鳴川肇さん。
「どこを切り取っても、どこを中心にしても地図として成立します」とオーサグラフ世界地図を繋げた面を前に説明してくれた。

G展終了後、大賞を受賞した鳴川肇さんを事務所に訪ねました。鳴川さんは慶應義塾大学政策・メディア研究科准教授として地図図法の研究をするほか、建築家・構造家としてデザインとエンジニアリングに関わる仕事をしています。

オーサグラフ世界地図は2009年に都内で開催されたグループ展で初めて発表。その後、日本科学未来館で地図アプリとして活用されたり、高校の地理や国語の教科書に採用されるようになります。昨年、審査委員である友人に勧められたことをきっかけに「そろそろ客観的な評価をされてもいいかも」と2016年のグッドデザイン賞に応募しました。

当初はベスト100くらいになればいいなあ、と思っていたものの、蓋を開けてみると大賞候補の6件の中に残っていたことにまず驚いたといいます。
「地図図法は非常にわかりにくいもの。噛み砕いて咀嚼しなければわからないものに共鳴してくださった審査委員の方が多くいたことに驚くと同時に、ずいぶん詳細に話し合われていたということに気づきました。過去のグッドデザイン賞受賞作品は形があり写真写りが良いものが多い。それに対して僕の作品は紙切れ一枚。でも受賞する可能性が出てきたからには頑張ろうと思いました」

「400年間誰も手をつけなかった地図図法ですけど、いつか誰かが進化させるべきものかと思っていました」と鳴川さんはあくまでも淡々と語る。
事務所に飾られた大賞とベスト100のトロフィー。受賞をきっかけに世界各地からの問合せや反応が増えたという。

とにかく説明しなければ理解しづらい作品だということを自覚していた鳴川さんは、大賞を決定する投票前にGOOD DESIGN MARUNOUCHIで展示されていた期間を活用しようと、できるだけ展示の前に立ち、一般投票してくださる来場者の方に丁寧に説明することを心がけたと言います。そして審査副委員長の柴田さんが接戦だったと言うように、最初の投票で3位の作品とわずか11票差で決選投票に進んだそうです。もちろん審査委員と一般投票では票の重みが違うのですが、僅差を支えたのは一般の方に地道に説明できるコミュニケーションの場と時間があったからかもしれません、と鳴川さんは振り返りました。

最終的にヤンマーのトラクターとオーサグラフ世界地図で決選投票を行ったのですが、形やフォルムがわかりやすく、デザインとして認識しやすいものと、紙一枚しかなく理解するのに説明が必要なものという対極の存在を選択することになった状況は、2016年度のグッドデザイン賞の多様性を象徴しているように思います。

GOOD DESIGN MARUNOUCHIに展示されていた時に、来場者への説明のために協力してくれた研究室の学生たちに感謝しています、と鳴川さん。
2月26日まで水戸芸術館で開催された石川直樹大規模個展「石川直樹 この星の光の地図を写す」展でも、旅の軌跡を表す地図としてオーサグラフ世界地図が採用されたそう。

デザインする時には大抵クライアントがつきものですが、この地図図法は誰に頼まれたわけでもなく考え始めたことも特徴かもしれません。
「学生時代、透視図法という遠近法による図学を研究していました。これはカメラオブスキュラとも呼ばれる500年前からある図法で、いまでもプレステのシューティングゲームでシーンを再現するときに使われてもいます。卒業後も仕事をしながら全方位を描ける写真技術をどうやって一枚の紙上に再現できるかを追求している中で、1999年にこの地図を制作しました」

マーケティングや特定の問題解決とは全く無縁の状態で、休みの日にコツコツ研究を続けてきた結果生まれたオーサグラフ世界地図。締め切りがない分いろいろなことが考えられたし、自分の直感の元で面積比が正しく、形の歪みも少なく、南極の形もわかりやすい、というオリジナルのものがデザインできた、と鳴川さんは続けます。

「グーグルマップやグーグルアースでも、現代ではこと足りるかもしれません。けれどもこうした地図はズームインや個と全体の関係性をグラフィカルに表現することは得意ですが、ズームアウトすることは苦手なのかな、と。オーサグラフ世界地図は縦横斜めに拡張できるし、巨視的な見方を提供できるという価値を、グッドデザイン賞の審査委員の方が判断してくださった」と鳴川さん。面積、形、方位、距離の全てを満たす正解はありませんが、試行錯誤しながら私たちが親しむことのできる一枚に落とし込んだ18年間という時の重みが、2016年度の大賞を際立たせているのかもしれません。

デザインへの新しい議論を育んだ、2016年のグッドデザイン。

トークイベント会場。審査のプロセスの密度や応募者のプレゼンテーションに刺激を受けた話に熱がこもる。

東京ミッドタウンで行われた「G展」の最終日には、審査委員長を務める永井一史さんと副委員長の柴田文江さん、そしてフォーカス・イシューディレクターの上田壮一さん、ドミニク・チェンさん、藤崎圭一郎さんが登壇し、クロージングのトークイベントが行われました。

昨年度から審査委員長になった永井さんは、グッドデザイン賞がオーソリティからフロンティアの立場へシフトすることを意識し続けてきたそうです。さらにフォーカス・イシューを設定し、審査委員が社会問題を共有しながら最新のデザインを議論することで、社会とデザインをつなぎ直すよりパワフルな体制になったと言います。

柴田さんは、デザイン畑の人だけでなく、それ以外の人にグッドデザイン賞を発信していきたかった、と振り返りました。フォーカス・イシューの存在で審査委員がお互いに問題を共有するようになり、審査のプロセスがよりオープンになったと続けました。

上田さんはフォーカス・イシューディレクターの立場から、グッドデザイン賞に関わる時にそこにデザインがあるかどうか、ということは常に意識をしつつ、「アウトプットにグッドデザインはなくても目指す社会が美しいかどうか、ということはひとつの軸になるのでは」と提言。そしてオーサグラフ世界地図は、ソーシャルグッドを超えたユニヴァーサルなアイディアで、今後のグッドデザインの議論をさらに上のレイヤーへと進めてくれるのでは、と評価しました。藤崎さんも「ソーシャルグッドが強調されてきたところにオーサグラフが登場したことに未来を感じます」とコメントしました。

2016年度のグッドデザイン賞で、一連の審査を追い続けてきて感じたことは、想像以上に「選ぶ」プロセスに密度があることです。1次審査は書類選考、2次審査の各プロセスで多数決が取られる場面もありますが、2次審査以降は審査委員同志によるディスカッションに相当の時間を費やしています。「もの」から「こと」へと評価の対象が広がり、応募作品の背景を丁寧に読み解き、ディスカッションする時間が必要になってきたこともあります。
次の時代へと進むための革新的なアイデアとは、そして少しだけ未来の社会にとってのグッドインパクトとはなにかを考える、というベクトルを大切にするために、いったい何が最良かをていねいに議論し、共有する。この時間の積み重ねにグッドデザイン賞の価値があることに気づきました。

また、現状の方法を最良としているわけでなく、常に「このような運営で良いだろうか」という検証をし、年々システムや制度をマイナーチェンジしたり、小さなアップデートを積み重ねてきています。このことを審査委員になって初めて知った、という方も多いようです。

クロージングイベントで「審査で行われる投票のプロセスについて、情報とテクノロジーに関わる立場として考え続けたい」とドミニクさんがコメントしたように、今後の選考の方法にも注目していきたいと思います。GOOD DESIGN MARUNOUCHIなど、一般の方がグッドデザイン賞の情報にアクセスしやすい場ができたことも、グッドデザイン賞とそのプロセスを理解する一助になるでしょう。

常に変化し続ける歴史の中で、記憶に残るグッドデザインが評価された2016年。2017年も良い意味で私たちの想像を超える未来へのアイディアが紹介されることを、期待したいと思います。



2017年グッドデザイン賞の応募受付は、4月初旬開始を予定

グッドデザイン賞 http://www.g-mark.org

そなえるデザイン https://www.g-mark.org/sonaeru#member

GOOD DESIGN MARUNOUCHI  http://www.g-mark.org/gdm/index.html

協力:公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)


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