Takahiro Tsuchida

Takahiro Tsuchida / Design Journalist / Writer
土田 貴宏/デザインジャーナリスト/ライター

1970年北海道生まれ。会社員などを経て、2001年からフリーランスで活動。国内外での取材やリサーチを通して、雑誌をはじめ各種媒体に寄稿中。家具などのプロダクトを中心とするデザインと、その周辺のカルチャーについて書くことが多い。法政大学デザイン工学部などで兼任講師を務める。趣味は飲酒とインスタグラム。
http://txtxtt.blogspot.jp/

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London, Basel, Milan

London, Basel, Milan
先日、ミラノサローネから帰国しました。今回はミラノに入る前に、ロンドンとバーゼルに寄って計3泊。昨秋オープンしたロンドンのAce Hotelは好き嫌いあると思いますが、個人的にはとても快適。
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ロンドンではSerpentine Sackler GalleryでMartino Gamperがキュレーションした「design is a state of mind」展を見るのが第一の目的だった。写真はシャルロット・ペリアンの棚に家具デザイナーMichael Marriottが収集したオブジェを並べたもの。こうしたシェルフ+コレクションの意外性ある組み合わせが、展覧会のひとつのテーマになっていた。ここで図録も入手。
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「design is a state of mind」展ではEnzo Mariのペーパーウェイトのコレクションも展示。同じものを2010年のサローネや昨年のミラノのアートフェアMiartでも見たけれど、その度に発見がある。
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ロンドンでは、この展覧会以上に見応えのあったSerpentin Gallery「Haim Steinbach: once again the world is flat.」展や、以前に青野尚子さんも紹介していたロイヤル・アカデミーの建築展「Sensing Spaces」を観て、あとはAndrea Zittel展開催中だったギャラリーSadie Coles(以上、上3点)、Gallery Libby SellersPresent & CorrectDarkroomなど気になっていたスペースを探訪。それから陶芸家Edmund de waalがサザーク大聖堂で行っているインスタレーションに寄り(こちらは痛恨の撮影禁止)、さらに歩いてテムズ川沿いのデザインミュージアムへ。
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デザインミュージアムでは、毎年発表されるデザイン・オブ・ザ・イヤーのノミネート作品を並べた展示も。来場者が投票できるコーナーもあり、長坂常さんの家具「IRO」に1票入れる。
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そしてバーゼル。ここはスイスの都市だけれど、ドイツとフランスの国境近くにあり、それぞれの国の駅が市内にある。バーゼルに寄ったのは、ドイツ・バーゼル駅からバスで20分ほどのところにあるVitra design museumで「Konstantin Grcic - Panorama」展を観るため(残念ながら館内撮影不可)。上の写真はヘルツォーク&ド・ムーロン設計のVitrahausから撮ったもので、右下に見えるのがフランク・ゲーリー設計のミュージアム。その左に小さくPanorama展の屋外展示が見える。ヨーロッパも桜の季節だった。
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ほかにバーゼル滞在中に足を運んだのは、デザインギャラリーのDepot Baselで開催中だった「OKOLO Offline」展と、バーゼル美術館の「Kazimir Malevich」展。OKOLOは以前から気になっていたチェコのデザイン&クリエイティブ集団で、最近はローザンヌの芸術デザイン大学Ecalの本をつくったりしている。写真はバーゼル美術館の階段の吹き抜けにて。
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バーゼルに1泊後、陸路でミラノに向かったところ、車両のトラブルで電車が突然止まり、山の中で降ろされて、臨時列車に乗り換えさせられる。そのため4時間程度でミラノに着くはずが9時間以上かかる羽目に。まあ雨の夜とかでなくてよかったけれど、ドイツ語のアナウンスが理解できずけっこう焦る。こんなことを知人も同じルートで経験したそうで、しばしばあるらしい。
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ようやく着いたミラノのホテル。今年は円安のため去年よりも2ランク下げざるをえなかった。古びた(とはいえミラノでは普通の)集合住宅の最上階がホテルに改装してあり、ベルを鳴らして門を開けてもらい、手動ドアのエレベーターで6階に着くとレセプションになっている。ミニバーも金庫もなく洗面所にグラスもない部屋ながら、雨戸を開けると広めのバルコニーがあるのはよかった。
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今年のミラノサローネは終始ほどよい気候。これはバルコニーから見えたミラノ2日めの日の出。幸先よく、と行きそうな気がしたけれど…。ミラノサローネについては、またあらためて。

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