Takiko Nishiki

Takiko Nishiki / POST,limArt
錦 多希子/POST、limArt

1984年東京生まれ。2012年より東京・恵比寿にあるアートブックショップ+ギャラリーPOSTに勤務。店頭対応のほかに、ウェブサイト上で新着本の紹介を更新する。その傍らに、CLUÉL hommeやPen onlineでの連載、インタビュー記事・コラム執筆などを手がける。

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植物のある暮らし

植物のある環境に身を置くと、穏やかな心であり続けられるように感じています。

気に入った切り花を自宅に持ち帰っては飾ったり鉢植を育てたりと、自分なりに植物と接点のある生活をいとなんできましたが、それだけに飽き足らず、とうとう広い公園のそばに暮らすようになりました。

ひとへの贈りものは「相手が喜んでくれることが一番、なおかつ自分も心を込めて渡せるもの」を選ぶようにしています。できれば、普段なら自分では買わないけれど、もらって嬉しいものだとなおよし。
そうすると、お花って代えがたいギフトなんですよね。もらったひとが笑顔になり、心がほぐれる。
気付けば、そのひとの節目に合わせてお花を贈ることが多くなりました。

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お花にまつわることは、もっぱらOEUVRE(ウヴル)さんに相談しています。

OEUVREの田口夫妻とは、生活文化誌「疾駆 / chic」を介して知り合いました。彼らは同誌に連載をしていることもあり、POSTで開催したトークイベントを聴きにきてくれていたのです。

創業からあまり日が経っておらず、ご主人のカズさんがひとりで切り盛りしていた頃、疾駆の企画でPOSTの奥スペースに3日間限定の出張花屋さんを開いてもらったことがありました。そのとき初めて白いスプレーばらを買わせてもらいましたが、なんとその後1ヶ月もの間我が家を彩ってくれました。冬場だったことも手伝ったのでしょうが、切り花がこんなに長持ちした経験はなかったのでとても驚いたのを憶えています。お客さんの手元にわたるまでの間、しっかり心を添えて手をかけてくれていたから、お花も生き生きと咲き続けていたのでしょうね。

のちに奥さんのゆりちゃんが加わり、現在OEUVREさんはふたりで運営しています。完全オーダー制ですが、たまにイベントで出張花屋さんをオープンすることも。そんなときには可能な限り駆けつけます。

植物のある暮らし

OEUVREさんの選んだ花々。背筋がのびるようなすがすがしさを感じます。

つい先日、これまでPOSTと目と鼻の先にあった彼らのアトリエが目黒へと移転しました。

時を同じくして結婚した友人へ贈るブーケの依頼をお願いし、その受け取りにあわせて初めて新アトリエにおじゃますることに…!

ガレージを改装した広々としたスペースには、お花や植物の凛としたたたずまいとふたりの研ぎ澄まされた感性が交差して、とても気持ちのいい空間でした。ここでなら創意が膨らむだろうし、想像以上にいい作品が紡がれるはず。そんな素敵なはじまりを予感させるような空気に満ち溢れていました。

植物のある暮らし

今回お願いしたブーケはこちら。
田口夫妻も贈る相手のことを知っていたので、彼女のイメージでつくってもらいました。

ご近所でなくなったのはちょっぴりさみしいけれど、彼らの活動がより豊かに深まっていくのを想像するだけでワクワクします。

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