Masako Taira

Masako Taira / Publicist
平 昌子/パブリシスト

現代美術を中心としたPRを仕事としています。かなりの食いしん坊

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カレー屋ムルギーからの「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」展

カレー屋ムルギーからの「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」展

大好きな卵入りムルギーカレー 渋谷の昭和26年創業の老舗で池波正太郎のエッセイにも登場長く愛されているカレー屋ですね。

インドつながりでは無いですが、渋谷の老舗カレー店「ムルギー」でカレーを食べて、森美術館で開催中の「N・S・ハルシャ:チャーミングな旅」展へ。

N・S・ハルシャは2008年のエルメスでの個展「レフトオーバーズ」でご覧になられた方も多いのではないでしょうか。バナナの葉の上に食べ残されたミールス(南インドの定食)の様子を日本の食品サンプル会社と共同で作った作品が印象的でした。数十人が共に食事をしたであろう風景なのですが、その残された食事の様子からそれらを食していた人物の個性や人生すら想像してしまいます。

カレー屋ムルギーからの「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」展

ここに演説をしに来て/2008 
一般の人物だけではなく、神話に出てくる神々、有名な現代美術作家、映画に登場するキャラクターなど、どの人も世界中のどこにでもありそうなプラスティック製の椅子に座っています

N・S・ハルシャは世界各地で開催される国際展に数多く参加。南インドを拠点とし、伝統文化や自然環境、日々の生活における人間と動植物との関係などモチーフとし絵画や立体、インスタレーションなど発表しています。

今回の展覧会は95年以降の主要作品約70点以上が展示されています。多くの人物が並列して描かれている特徴的な作品は、遠目で見ていると一つの集団に見えるのですが、近寄って見ると衣服も、表情も違う個々の人物が描かれています。また遠くから見るとその個性は消え、一律な社会が見えてきます。

インドは急速な経済成長や都市化が進みました。多くのものを得たかもしれませんが、同時に多くのものを失ったのかもしれません。それはインド社会だけの問題では無いような気がいたします。


今回のハルシャ展は写真撮影可能です。少々「パシャ」という音は少々気になりますが、作品の一部になれる面白いコーナーもあるので是非訪れてみてください。


森美術館 N・S・ハルシャ「チャーミングな旅」展  6月11日(日)まで

ムルギー 

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