Makoto Sasaki

Makoto Sasaki / video director/ movie director
佐々木 誠/映像ディレクター/映画監督

98年より音楽プロモーション映像やテレビ番組などを演出。ドキュメンタリー映画とドキュメンタリー風のフィクション映画も監督している。今まで撮影で訪れた場所で好きなのはケニアとインド、そしてハワイ。
http://sasaki-makoto.com

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最近観た映画、思い出す限り(順不同15本)。

最近観た映画、思い出す限り(順不同15本)。

『ヴィクトリア』

140分の本編、全てワンシーンワンカットで撮られた話題の映画。

俳優もスタッフも、そして観客も熱くなれる非常に理想的な意欲作。

細部までよく練られていて、逆にワンシーンワンカットを意識させないのがすごい。

「映画」の可能性は無限、と実感。


『グランドフィナーレ』

暫定、今年No.1。

邦題や宣伝ヴィジュアルでいかにもな「文化村」系映画と誤解されがちだが、良い意味で裏切られる。

私にとっては原題の『YOUTH』な映画だった。


『わたしの自由について~SEALDs 2015~』

それぞれ思想、考えた方はあるだろうし、ないと困るのだが、ドキュメンタリー映画で政治を扱うとプロパガンダにどうしてもなってしまいがちだ。

特にデモなどを描くと作り手側が「参加」している感があからさまで、偏った方向を強制的に観させられ辟易することが多かった。

しかし、本作はSEALDsを描きながらも彼らを支持している作品ではない。

今、この時期、それぞれが本気で考えないとまずい状況だ、という監督の危機感が端々に見える。

現在の「断片」としてSEALDsを題材にしている、というスタンスにグッときた。

参院選の前に是非!


『LOVE 3D』

今年、暫定2位。

ギャスパー・ノエの完璧な「愛」の映画。

キャッチコピー通り、マジで精子が飛び出してきた!


『ノック・ノック』

イーライ・ロス×キアヌ・リーブス。

フツーの人がひょんなことからまともじゃない世界に足を踏み入れて恐怖に陥る、という相変わらずロスワールドが冴える。

ただ今作は、どこか未知の世界ではなく、自宅で、というのがミソ。

『ファニーゲーム』エロ板といった趣の作品だが、77年に公開した『メイク・アップ』のリメイク。

キアヌが役に合わせて逆肉体改造した「元DJの若作り中年」のリアルな裸も見どころ。


『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』

もうこれが『アベンジャーズ』で良いんじゃないだろうか?


『アイアムアヒーロー』

素晴らしい。

何度も観たくなる、ここ数年のエンタメ邦画で間違いなくNo.1。


『カルテル・ランド』

昨年『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』、今年『ボーダーライン』と関連映画が立て続けて公開され、最近なにかと話題のメキシコ麻薬カルテル。

今作もその内部に入り込んだ、命がけのドキュメントだ。

強奪、誘拐、拷問、虐殺、強姦が日常のカルテルに対抗して市民たちで結成されたメキシコの自警団。

カルテルとズブズブ関係の政府と警察。

アメリカ側で不法入国するカルテルと戦う自警団の男。

そして、徐々に組織が大きくなるにつれて、カルテル化しはじめる自警団。

西部開拓時代のような無秩序な世界がまだ現代でも続いている、という事実。

とにかく、出てくる被害者以外の主な被写体、全員頭が悪い。唯一まともだと思っていた自警団のリーダーの町医者(実質、主役)も支援しに来た美しい少女に目をつけ己の立場を利用してしつこく口説いたり、道徳観念が欠如しまくっている。まるでコントだ。悪夢のようなコント。

しかし、それで成り立っている世界。

もうどうにもならん、と諦めるしかない・・のか?


『サウルの息子』

主人公の半径1メートルにしか焦点を合わさない手法が、リアルすぎて吐きそうになる。しかし、目が離せない。

第二次大戦の擬似体験としては、『プレイベートライアン』のノルマンディ上陸作戦シーン以上。

息詰まる、とはこういうこと。


『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』

アートの現状、普遍全てを取り込んだバンクシーのプロジェクトのドキュメントだが、この映画自体もバンクシー作品になっちゃうという相変わらずの小憎らしさ。


『オマールの壁』

『パラダイス・ナウ』ハニ・アブ・アサド監督。

パレスチナの「今」を生きる若者たちのリアルを、サスペンス・アクションとして描いた異色作。

個人的には娯楽とリアルのバランスが今ひとつしっくりこなかったが、観るべき映画。


『リップヴァンウィンクルの花嫁』

岩井節炸裂。

前半、主人公のキャラクターがウザ過ぎて劇場出たくなるレベルだったが、まんまとはめられた。

相変わらずの余韻が気持ち悪くて気持ちよかった。


『レジェンド/狂気の美学』

60年代のロンドンに実在した双子のギャングを、両方演じるトム・ハーディ。

実録ギャング映画としては、展開が地味だったが、とにかくトム・ハーディが素晴らしい。顔は同じだが、違う俳優がそれぞれ演じてるようにしか見えない。

去年から『マッドマックス』『オン・ザ・ハイウェイ』『チャイルド44』『レヴェナント』と立て続けに公開されているが、全キャラクターまったく違う。

しばらくはハーディの時代が続くだろう。


『ダーク・プレイス』

『ゴーン・ガール』のジリアン・フリン(原作)×シャーリズ・セロン&ニコラス・ホルトの『怒りのデスロード』コンビ+クロエ・モレッツ。

ということで期待大だったが、緊張感があまりなく、ちょっと拍子抜け。

監督は『サラの鍵』のジル・パケ=ブランネールだが、ハリウッドでやりたいこととやらせてもらえることの間で苦しんでいる感じがした(気のせいかもしれない)。

自身の生い立ちを彷彿とさせる役のセロンと意外とアバズレが似合っているモレッツちゃんは必見!


『走れ、絶望に追いつかれない速さで』

現在放送中の『ゆとりですが、なにか』でゆとりモンスターのガキを好演(悶絶するほどムカつく!!)している太賀が主演。本作でも素晴らしいです。

「若者たちは太陽を目指した」その意味がわかった瞬間、既視感が揺さぶられる。




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