Kazushi Takahashi

Kazushi Takahashi / Fashion Writer
高橋 一史/ファッションライター

明治大学&文化服装学院卒業。編集者がスタイリングも手がける文化出版局に入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。担当ジャンルは、ファッション&音楽。退社後はフリーランスとして、原稿書き・雑誌編集・コピーライティング・広告ディレクション・スタイリングなどを行う。
kazushi.kazushi.info@gmail.com

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インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え

「昔ながらのボタンダウンシャツ」でお馴染みの「ブルックス・ブラザーズ」
その黄金時代のオーダーシャツを手掛けてたのが「インディビジュアライズドシャツ」
いいお値段するのに人気なのは、確立したブランド力のなせる技でしょう。
手縫い工程を多用したイタリアの高級シャツよりは買いやすいですし。
モダン志向の私でも、この無骨な味わいは魅力でして、今まで何着も購入してきました。
でも体格に難アリの人間に既成品が合うはずもなく、「カスタムメイド」(トランクショーと命名されたセミオーダー)にチャレンジ。
インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え
「どこがインディビだよ!」ってくらいモードなカタチになってしまった一着。

んむ、大成功 (^^)

日本では「スタンダードフィット」という、ゆったりめの型が断トツの売れ筋だそうです(輸入代理店メイデンカンパニーさんのお話)。
そりゃそうですね、既成品で2万円を越えるシャツを購入するコアなアメリカ志向の人はたいてい、ピッタリと体に沿う服を好みませんから。

でも私の頭の中は、アメリカもヨーロッパも日本も、トラッドもモードも、ハイもストリートも、メンズもレディスも、ゴチャゴチャに入り混じってカオスと化しております。
そこで、オーダーするからにはひたすら自分好みにってことで、メリハリ&シャープなボディへの大改造に着手。
「スリムフィット」をベースに絞れるだけ絞りました。
インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え
以下、アレンジしたポイント。

1. 胸幅詰め
2. ウエスト詰め
3. 着丈詰め(アウトで着る前提)
4. チビ襟
5. カフス周り長さ詰め
6. 小ポケット(レディス用パーツ)
7. 肩幅広げ


生地はベーシックな厚手オックスフォードです。
肩幅を広くすることで、男性的でヨーロピアンな印象に近づけました。
インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え
インディビのデザインにおける最大の魅力は、背中のヨーク(肩全体の二重布)のカーブにあると思っています。
「コンストラクションヨーク」と呼ばれる縫い目を表に出さない技法で、高級感もあります。
このヨークを活かすなら、細身ボディが似合うと思いません ??
インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え
カスタムメイドには、指定したネーム入りのタグがつきます。
日付は製造された日かな?
実は届いたのが半年〜1年前?(ほぼ記憶ナシ)なのでよく分からんです。

よく見たら名前が「KAZUSHI KAZUSHI」になってるわ ^^;
こんなネームにしたんだっけ、たぶんそうしたのでしょう(適当)。

だいぶ納得のいく仕上りですが、やりたくてもできなかったことがあります。

●背中にダーツを入れられない。

インディビのシャツは、背中がダブつき気味です。
それにより、腕を前に伸ばせる運動量を確保しているのですが、後ろ姿がシャープとはいえず……。
背中が大きいアメリカ人向けパターンなのでしょう。

●アーム幅を指定できない。

胸周りに応じて調整するためだとすると、仕方ないですね。

●ボタンを選べない。

いえ、選べるのですが、白系、茶系、黒系の3色からだけ!
ええええええ!!!!そんな……。
カフスだけでも10種類も用意されてるのに。
インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え
私物の既成品シャツ。
ボタンが全部同じなのがお分かりです?
インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え
白というより黄色い樹脂製……。
青みの強い白生地には似合わねー!

と、残念に思う人は少数派かもしれません。
「まず壊れることがない」というこのボタンは、インディビジュアライズドシャツご自慢のパーツなんですから!

でもですよ、これは家庭の大型洗濯機でガンガン洗い、乾燥機でドサッと乾かすアメリカ人の生活習慣に基づいた仕様のパーツ。
クリーニングに出すなら、または服の手入れがマメな私のように手洗いするなら、タフさにこだわる必要はないワケです。

で、
インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え インディビジュアライズドシャツ:カスタムメイド&自分でボタン付け替え
ボタン全取っ替えしてみました。
ベースのシャツは以前に買ってた既成品です。

東京のファッション専門学校生の強い味方、新宿「オカダヤ」で、生地に馴染む真っ白なボタンを探しました。
一般の高級シャツで使われる貝ボタンを取り付けるという発想はナシとしました。
ざっくりとしたオックスフォード生地と、メタリックな光沢ボタンとは相性がイマイチに思えまして。

もっとも安い1個数十円のボタンがいちばん好きだったので買いまして、自分でチマチマと縫い変えました。

メンドクセ……。
もうやりたくね……。

でも仕上がりには満足。
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カスタムメイドのシステムは、2着同時オーダーが必須。
2着となると相当なお値段なので、二の足踏んでる人は多いかもしれませんね。

もう一着は、前から欲しかった黒シャツにしました。
基本パターンは白シャツと同じで、生地を繊細なロイヤルオックスフォードに。
フロントの前立てはイキで、胸ポケットを外し、襟もレギュラーカラーにしてカジュアルとフォーマルの中間を狙って。
カラーステイもつけました!
襟がピシッとすると、洗いざらしでも、ちゃんとした感が出ますから。

ボタンは……黒タイプです。
これはアリかな、と思ってますが、そのうち分厚い黒蝶貝ボタンに変えます ^^
クラシカルな高品位ムードも付け足したいんですよね〜〜。

All Photos © Kazushi Takahashi

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参考記事
男性のための女性ファッション用語講座 Part2:サンダル編(オリジナルイラスト)
新人クリエイター作品 Part1:ファッションデザイナー上野貴大

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